HD D5およびHDCAM SRは4:2:2で処理しており、オリジナルの非圧縮画像と比べて、周波数帯域を十分確保していることから、画質を維持していることが分かります。
Grass Valley HQ Codecも4:2:2で処理しており、HD D5やHDCAM SRと比較しても、画質劣化を伴うことなく圧縮できていることが分かります。
画質比較
その1 〜HDCAMとの比較〜
実際にGrass Valley HQ Codecと他のコーデックの画像を比較してみました。
オリジナル画像 (全体/縮小)
オリジナル画像
HDCAM 140Mbps
4:2:2でサンプリングされたGrass Valley HQ Codecの映像の方が、3:1:1のHDCAMより高い色解像度を持っていることが分かります。
看板の赤い枠の左側に注目すると、HDCAMには黒っぽい滲みが出てしまっていることが分かります。
Grass Valley HQ 180Mbps相当
オリジナル画像 (全体/縮小)
オリジナル画像 (3倍拡大)
HDCAM 140Mbps (3倍拡大)
Grass Valley HQは、モスキートノイズの発生も抑えられており、オリジナルに近い画質を維持していることが分かります。
Grass Valley HQ 180Mbps相当
(3倍拡大)
画質比較
その2 〜HDCAM SR & HD D5との比較〜
フルHDに対応したHDCAM SR、HD D5とGrass Valley HQ Codecを比較しました。
オリジナル非圧縮画像
HDCAM SR画像
HD D5画像
Grass Valley HQ画像
オリジナル画像と比べてみても、Grass Valley HQ
Codecはまったく遜色が無いことが容易に分かります。また、HD D5と比較すると、ザラザラ感が明らかに少なく、Grass Valley HQ Codecの方がオリジナル画像に近いものであることが分かります。