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MRL-HD Series の特長

MRL-2400HDは、ハードディスクに取り込んだHDV、SDの映像をバリアブルスピードで再生させながら、ペンタブレットなどでターゲットを追いかけ、リアルタイムでマスク合成を行うリアルタイムラーニングシステムです。

直感的な操作によるマスク合成
MRL-2400HDは、フットペダルを使って映像を自由な速度(±1/20〜±8倍速)で再生させながら、ペンタブレットで映像内のターゲットを直接なぞっていくことで、正確なマスク加工がリニア感覚で行える「ラーニングシステム」を搭載。また、マスクの各種パラメータはフェーダーコントローラを使用してフレーム単位で変更可能。映像に合わせながらサイズ・濃度・アスペクト・回転・色合い・明るさ・コントラストを可変させることができます。

HDVの高速編集&理想のコストダウンを実現
従来では困難とされていたハイビジョン映像素材(MPEG Long GOP)を、DVリアルタイム編集と同感覚のハイレスポンスで扱える新技術「ハイブリッドデコーディング」を搭載。映像編集において最も多用とする早送り/巻戻し、スクラビング操作などではプロキシデータや特殊なインデックスデータを使用することで高速な処理を実現しました。 これにより高額のRAIDシステムが不要になり、IEEE1394を使用した比較的安価なストレージでHDVデジタイズが可能です。

HDV/SDの混在編集が可能
ハイビジョン素材とDVビデオ素材、異なるアスペクト比(4:3、16:9)の素材を混在させたマスク合成が可能。必要に応じて自動的にレターボックスの合成も行えます。

HDV/SD互換編集
HDVで編集した結果を即座にSD編集・SD変換出力することが可能。レターボックス出力時のマスク位置補正やマスクサイズ、ブロックサイズ(濃さ)は自動的に修正され、ダウンコンバート等の作業を必要としません。また、SD->HD変換も可能。マスク合成は後段階で行うので、余計なスケーリングが入らず、変換前と変わらない高品位な映像出力を実現します。

マスク合成中、合成後のカット編集が容易
マスク加工中の映像編集や加工後の手直しも簡単に行うことができます。これにより、ビデオ製作の一連作業がMRL-2400HDのシステムだけで完結できるだけでなく、テープアウトやファイル出力を伴わずにワンパスレンダリングの高画質を維持できる映像製作環境の構築が可能です。

豊富な入出力
扱える映像ファイルはHDV(MPEG2-TS)、DV(AVI/AVI2.0)、MPEG1、MPEG2。IEEE1394を使用してHDV、DVデッキ等からのキャプチャを行うことができ、テープに記録されたタイムコード(TC)に連動したTC-IN〜OUT間の自動キャプチャに加え、TCを指定したバッチキャプチャに対応しています。出力はテープ/各種ファイルへの出力、DVDビデオ作成に対応し、IEEE1394を経由したテープ出力では、オリジナルTCでの出力、任意のTCに書き直しての出力もできます。
※フロントのアナログ入力端子は、将来に向けた拡張用のため、現段階でアナログキャプチャは行えません。
※アナログ->DVコンバータを使用してのアナログ素材のキャプチャではTCの指定はできません。


リアルタイムモニタ出力
映像出力端子からは、タイムライン上の映像がリアルタイムにハイビジョン画質で出力されているので、作業結果を常にモニタで確認しながら操作が行えます。映像の規格が混在している場合は、HD解像度とSD解像度から選択することができます。 HDのプロジェクトの場合はコンポーネントから、SDのプロジェクトの場合はS、コンポジット、コンポーネント、IEEE1394のいずれかから出力されます。


※HDモニタは別売です。



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