ノンリニアビデオ編集ソフトウェア EDIUS Pro 6.5 新機能

WindowsのOSであるWindows 8に対応し、最新のPCでもEDIUSでの快適な編集を楽しんでいただくことができます。他にもver.6.52のアップデートでは、XDCAM EX 3D形式の入出力、AVCHD 3Dの出力、複数のSxSカードに記録されたXDCAM EXクリップの連結、Sony XDCAM Station 2.0のサポート、4Kプロジェクトプリセットの追加など、最先端の現場で躍動する機能が加わりました。
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MXFファイルを含む業務用ビデオカメラフォーマットの入出力をさらに強化しました。もちろん、一般的なビデオカメラやデジタル一眼ムービー、デジカメ、スマートフォンなどの動画も従来通り快適に扱えるので、フォーマットやカメラに捉われない映像制作が可能です。



新たな映像表現として定着したステレオスコピック3D(S3D)の編集に対応しました。読み込んだ左右映像のS3Dクリップ化、S3Dクリップの編集、S3D形式での出力(L/R個別出力、サイドバイサイド、トップアンドボトム、ラインインターリーブなど)といった基本的な機能に加え、カメラリグを使用した場合に発生したズレなどの自動調整や、視差調整が可能な立体視調整エフェクト、10種類のS3D表示モードなどの本格的な機能にも対応しています。3D表示が可能なPCモニタがあれば、立体視を行いながらの編集も可能です。

高精細なハイビジョン映像の色彩を高度にコントロールするために、10bit対応のカラーコレクションを搭載しました。高精度なカラーグレーディングやマッハバンド(グラデーション表現の破綻)の低減も可能です。
加えて EDIUS Pro 6.5 は、10bit対応のGrass Valley HQXコーデックを搭載しているので、カラーグレーディングを行った映像を10bitの高品質ファイルで出力することができ、入力から出力まで10bit深度を保った映像制作環境を整えることができます。

シーケンスをネスト化してもアルファチャンネルを保持できるようになりました。シーケンス単位での管理がより簡単になり、編集作業のやりくりや自由度が格段にアップします。Grass Valley HQ / HQX や QuickTime などアルファチャンネル付きのファイル出力も行えるので、他社製コンポジションソフトウェアとの連携もスムーズになります。
さらに、マスクフィルターでのエフェクト適用度のキーフレーム化、ドロップシャドウやソフトエッジに対応したレイアウター、標準エフェクトとしてタイムラインにインテグレートされた手ぶれ補正など、よりクリエイティブな映像制作が可能になりました。

新たな音量評価指標であるラウドネスに対応しました。ARIBの運用規定(TR-B32)に準拠したモニタリングが可能で、映像を再生しながら平均ラウドネス値などをリアルタイムでモニタリングすることができます。
その他にも、タイムラインのクリップをビジュアル化して表示するフィルムストリップ表示、XDCAM / P2 データ転送時のディレクトリ指定や、多くのクリップを登録しているプロジェクトでも即座に編集が可能となるプロジェクト起動の高速化など、制作クオリティを向上させる様々な機能が搭載されました。

圧倒的なスピード・高いクオリティ・10bit・アルファチャンネル対応など様々な特性を備えたGrass Valley HQ/HQXコーデックが、QuickTimeに対応しました。MacのアプリケーションでもHQ/HQXコーデックを使用することができるため、MacからWindows、もしくはWindowsからMacへのファイルの受け渡しがスムーズに行えます。また、フリーで使用できるようになったため、EDIUSがインストールされていない環境でも、HQクイックスタート/HQXコーデックの優位性を活用することが可能です。
> Grass Valley HQX の特長
> Grass Valley HQX Whitepaper

入出力関連
  • ・Flash F4Vのエクスポートに対応
  • ・EOSムービー(ALL-I(I-only)、IPB)に対応
  • ・720p ブルーレイ出力に対応

オーディオ関連
  • ・オーディオミキサーへのモード切り替え用ショートカットの追加
  • ・オーディオトラックパッチの既定値を設定

その他
  • ・ネットワークアクティベーション方式の採用

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XDCAM HD / P2 DVCPRO HD / AVC-Intra / GF / XFに対応

複雑なファイル階層を持つ業務用ビデオカメラであってもスムーズに素材をインポートでき、XDCAM・P2などのデータ転送時にはディレクトリの指定も行えます。さらにプロキシ編集機能も搭載しているのでより業務用途の編集ワークフローを構築できます

デジタル一眼ムービーの対応強化

CPUを最大限に活用する独自開発のエンジンを搭載することで、特別なハードウェアを使用することなくデジタル一眼ムービー(AVC/H.264、AVCHDなど)を快適にネイティブ編集することができます。写真と動画を分けてビンに表示できるので素材を管理するのにも最適です。

AVCHD Ver.2.0に対応

1080/60p 50p(AVCHD Progressive) で撮影されたファイルもスムーズに取り扱うことができ、快適なリアルタイム編集が可能。またフレームレート数を活かした美しいスローモーション映像も作成できます。また、MVC(3D映像)フォーマットの入力と編集にも対応しています。

REDカメラに対応 *

4kのRAW(.R3D)収録可能なREDデジタルシネマカメラのネイティブインポートに対応しています。解像度を下げた編集作業も行え、付加された多くのメタデータの参照も可能です。
* RAW現像は行えません

静止画RAWに対応 *

各社デジタル一眼カメラのRAWファイルの入力が可能です。
* RAW現像は行えません

シーケンスのアルファチャンネル対応

シーケンスをネスト化してもアルファチャンネルが保持されるので、オブジェクトの入れ替えやシーケンスの管理が大幅に扱いやすくなりました。
アルファチャンネルを保持したまま、Grass Valley HQ / HQX 、Uncompressed (RGB)、QuickTimeなどのアルファチャンネル付きファイルに出力にできるので、他社コンポジションソフトウェアなどでも活用しやすくなります。

機能が向上したレイアウター

レイアウター

ソフトエッジやドロップシャドウを付けることが可能となり、さらに表現力がアップしました。 また、リサイズ時のクオリティーも向上しています。

新たに追加されたエフェクト

シェイクスタビライザー

  • ・シェイクスタビライザー(手ブレ補正)
    手持ち撮影時などに発生する手振れ映像の上下左右・拡大縮小・回転の動きを高速に解析し、滑らかな映像を作成することができます。また、CMOSカメラのローリングシャッターで起こる動体歪みの補正機能も兼ね備えています。
  • ・立体視調整
    S3D映像を調節するエフェクトです。左右映像の位置調整やトリミングなどを行うことができます。
  • ・10bit対応エフェクト * 一部のエフェクトは8bit に変換処理されます。
    カラーコレクションをはじめとする10bit にネイティブ対応したエフェクトが搭載されました。10bit 素材の豊かな色彩表現を崩すことなく、映像を追い込んでいくことができる。

ラウドネスメーター

ラウドネスメーター

ARIBの運用規定(TR-B32)に準拠したモニタリングが可能で、映像を再生しながら平均ラウドネス値、モメンタリ値、ショートターム値、ラウドネスレンジをリアルタイムでモニタリングすることができます。Binに読み込んだクリップを解析し、結果を素早く表示することも可能です。

フィルムストリップ表示

フィルムストリップ

タイムラインに配置したクリップを連続したサムネイルで表示することが可能。フィルムロールのようにビジュアル化されるので視認性を高めた精度の高い編集やクリップの内容を瞬時に把握することができます。

クイックスタート

大量のクリップを使用したプロジェクトでも、EDIUSを高速に立ち上げることが可能となりました。 従来に比べ大幅に起動時間が短縮されたため、急な対応が求められる現場でも即時に再編集が行えます。

プリロール編集

リニア編集コントローラーと同様の操作感を実現したリニアライクな編集モードを搭載。シーケンスへ配置する前のクリップのカット変わりをプレビューでき、オープンエンドエディットも行えます。

ソースブラウザーの転送先指定

XDCAMやP2、AVCHDなど複雑なフォルダ構造を持つテープレスカメラのファイルアクセスやインポートがスムーズになるソースブラウザ機能において、転送先のディレクトリ指定が行えるようになりました。