FIRECODER Bluの特長

　Blu-rayディスクとH.264 / MPEG2 ファイルを高速に作成
FIRECODER BluはH.264/MPEG2対応のコーデックアクセラレータボードです。 ハードウェアによる高速なエンコードでBlu-ray/DVDディスク作成や、H.264とMPEG2の相互ファイル変換を実現します。

当社のビデオ編集ソフトウェア「EDIUS」シリーズで採用されているCanopus HQ Codecの入出力に対応。もちろん、編集後のタイムラインも高速に直接出力が可能なので、Blu-rayディスクやweb用ファイルの作成が快適に行えます。
※FIRECODER Bluに「EDIUS」シリーズは付属していません。
 
HDエンコードの実力
FIRECODER Bluは、HDVからH.264への変換を素材時間の約半分で行えます。SDのMPEG2からSDのH.264であれば、約1/4の時間で変換可能です。

HDV 1080/60iからH.264 1440×1080/60iに変換する速度を計測。ソフトウェアエンコードはCore 2 Quad 2.83GHzのPCを使用。
※PC環境や素材により結果が異なる場合があります。この測定結果を保証するものではありません。
 


　｢FIRECODER WRITER｣が付属
ハードウェアを使った快適なカット編集、ファイル変換、Blu-ray/ DVDへの書き込みなどを行うソフトウェア｢FIRECODER WRITER｣が付属しています。分かりやすいグラフィカルなインターフェースで簡単に操作できます。
Blu-rayディスク作成機能は、60i / 50iのほか、24pネイティブ形式に対応しています。また、ファイル出力も可能なため、ホームサーバーへの蓄積など、様々な用途で活用できます。
 
「FIRECODER WRITER 1.1」の新機能
■メニュー・チャプター付き Blu-ray/DVDの作成
EDIUSシリーズで採用されているディスク作成機能を搭載しているので、メニュー画面やチャプターのついたディスクを簡単に作ることできます。


■FIRECODER Bluを活用したスムーズなカット編集
FIRECODER Bluの処理能力を活用することで、AVCHDやMPEG2などの圧縮しているファイルも変換作業などを介さず、ネイティブファイルのままで快適に編集することができます。


■様々なファイル出力
目的に合ったビデオフォーマットをH.264、MPEG2、AVIの中から選択でき、解像度やビットレートなどの細かな設定をすることができます。また、複数のプロジェクトファイルを一度に出力できるバッチエンコード機能も搭載しています。

＜HDファイル　ビットレート設定＞
　 1440×1080 1920×1080
H.264 7.6〜24Mbps 9.6〜24Mbps
MPEG2（TS/PS/ES） 11.4〜45Mbps 15〜45Mbps

■その他の機能
波形・サムネイル表示/MPEG2、H.264のエレメンタリーストリーム出力（他社オーサリングソフトへのブリッジ）/アップコンバート時のアスペクト比選択　など
 


　高性能アップ/ダウンコンバート機能搭載
SDからHDへのアップコンバート、HDからSDへのダウンコンバート機能を搭載しています。FIRECODER Bluの高い処理能力を活用して美しく変換することができます。 特にアップコンバート時には、｢超解像技術｣を用いたスケーリング処理により、高密度の映像を生成。くっきりとした画質を実現しています。
 
超解像技術のイメージ


FIRECODER Bluのアップコンバート


一般的なアップコンバート
 
上記は変換後の画像から一部分を切り出しています。画像をクリックするとフルサイズで確認できます。変換前のオリジナル画像はこちら。
 
SDのファイルからHDのBlu-rayディスクを作成したり、HDのファイルからDVDを作成することも可能です。
 
ビデオテープから高画質Blu-ray Discを作成！
VHSやHi-8などのSD映像をFIRECODER Bluで高画質にアップコンバートしてBlu-ray Discを作成する場合などに、超解像技術は高い能力を発揮します。


画像をクリックすると拡大します。
 


　メディア ストリーミング プロセッサ：SpursEngine搭載
Cellマイクロプロセッサのアーキテクチャーを採用した東芝製高性能メディア ストリーミング プロセッサ：SpursEngine(TM)を搭載しています。
フルHDに対応したMPEG2とH.264のハードウェアエンコーダ/デコーダを搭載しているため、パソコンのCPUよりも高速に処理することができます。

※SpursEngineは株式会社東芝の商標です。


　AVCHD converter Ver. 3に対応
AVCHD形式のファイルをCanopus HQやMPEG2に変換できる「AVCHD converter Ver. 3」に対応しています。処理の重いAVCHDのデコードをハードウェアで行うことで、CPU処理が遅いPCやコア数の少ないPCでも高速に変換できます。
AVCHDをHDV(MPEG2-TS)、MPEG2プログラムストリームへの変換する場合にもSpursEngine内でAVCHDのデコードとエンコードを行い、CPUへの負荷を抑え、かつ高速に変換できます。
ハードウェアを使用することで、EDIUS使用中にもバックグラウンドで変換することが可能です※。

さらに、FIRECODER BluとCPUの両方を使用した変換や、複数のFIRECODER Bluを同時に使用した変換も行えます。また、AVCHD converterに付属するプレビューソフトウェア「AVCHD previewer」での映像再生もFIRECODER Bluを用いてデコードされるため、CPU使用率を抑えたスムーズな再生が可能です。

AVCHD converter Ver.3の詳細・ダウンロードはこちら
 
AVCHDバックグラウンド変換の活用
PCのCPUに負荷をかけないHDエンコードなので、編集とエンコードを同時に進めることができます。EDIUSシリーズでは、エンコード後のファイルが自動的にBinへ登録されるので、より効率的な変換を組み込んだ編集フローが実現します。




　信頼性の高いハードウェア
日本メーカー製の高性能ファンと大型ヒートシンクを用いて、SpursEngineチップとメモリを効率的に冷却します。熱気はボード背面から排気されるため、ケース内に熱がこもりません。また、クーリングファンは他のボードとの接触事故を防ぐために、絶縁シートで覆われています。
FIRECODER Bluを複数枚使用する場合や、HDSTORMなどのボードと併用する場合でも、放熱やボード接触などを気にすることなく、安心してお使いいただけます。

また、PCI Expressカードから電源供給を受け、追加の電源コネクタ接続も不要です。


インデックス 特長 仕様 動作環境