当社では、2001年11月にアナログ-DVコンバータユニット「ADVC-100」を発売しました。
同製品はカノープスオリジナルの高画質DVコーデックの技術をもとに、日本電気株式会社様と共同開発した世界初のDVコーデック内蔵IEEE1394リンクLSIチップの採用と独自のデジタルビデオ処理技術により、高画質・多機能で数多くのユーザー様に好評を博しました。
今回発売する「ADVC-200TV」は、「ADVC-100」をベースにTVチューナーを新たに搭載いたしました。
スタンドアローン(単体)でアナログビデオとDVを相互に変換ができ、内蔵TVチューナーからの映像もDV/アナログ形式での出力ができるようになりました。
TVチューナー製品の多くはMPEG2形式での録画が一般的ですが、「ADVC-200TV」は、DV形式による25Mbpsの高品位な録画が可能になり、さらに録画後の編集や再生も1フレーム単位でおこなうことができるので、高精度な編集や、多彩な再生が可能です。
また本製品はユニットタイプのため、IEEE1394(FireWire)インタフェースを装備しているパソコンであれば、WindowsおよびMacintoshでもお使いいただけます。
ユニットのチューナー等の機能はパソコンからコントロールするだけでなく、ユニット単体でもコントロールすることができます。
「ADVC-200TV」は、アナログビデオ出力も標準搭載し、パソコンにキャプチャしたAVIファイルの再生画面もリビングの大型テレビなどで楽しめます。
■パソコンとの接続は、DVケーブル1本だけ
ノートPCをはじめMacに標準搭載されているDV端子(IEEE1394)に、「ADVC-200TV」はDVケーブル1本で接続可能なBOXタイプです。パソコンの筐体を開ける事無く簡単に取り付けできます。IEEE1394(400Mbps)の接続だからUSB1.1(11Mbps)より高速・大容量の転送が可能です。
■スタンドアローンでの動作が可能
「ADVC-200TV」は、単体でTVチャンネルの選局や設定が可能です。チャンネル切り替えは、本体のスイッチで行なうので、PC/AT互換機やMacを問わず使用できます。さらに、PCを使わずに、ハンディータイプのDVカメラやモニタに接続し、TV録画や鑑賞も可能です。
■機種依存なくTV映像の高精度編集が可能 お手持ちのIEEE1394対応の編集・キャプチャソフトを利用すれば、DVフォーマットでキャプチャが可能です。作成したAVIファイルはフレーム単位で高精度な編集ができます。高画質のDVフォーマットだから、DVDやMPEGの作成のソースファイルとして最適です。
■キャプチャしたファイルをTVに出力
「ADVC-200TV」は、アナログビデオ出力も標準搭載しております。内蔵のTVチューナーの出力はもちろん、DVフォーマットAVI再生時にDVストリームを出力可能なソフト(編集ソフトなど)では、再生映像を「ADVC-200TV」からアナログビデオ出力ができます。キャプチャした映像の鑑賞や編集時の色合いのチェックなどに利用できます。
■アナログとDVの双方向コンバートを実現
アナログビデオからDVへ、またDVからアナログビデオへと双方向でのコンバートが可能なので、録りためたビデオ素材の活用や、PC上で編集を終えた映像をVHS等に録画することもできます。
■ADVC-100ゆずりの高画質・高性能DVコンバータ
高画質のアナログDV変換が可能な、カノープスオリジナルDVコーデックを登載したIEEE1394リンクチップを採用しました。また長時間のコンバートでも音ずれのしない「Locked Audio」など、ADVC-100の高機能をそのまま継承。
■オプションソフトウェア「Jet Vision」
「Jet Vision」は、DVフォーマットのメリットをフルに活かし、パソコンでのTV録画やファイル再生が軽快に操作できます。
複数ファイルの連続シームレス再生はもちろん、フレーム精度のCMカット編集もこのアプリ1つでできます。録画には映像劣化が少ないカノープスオリジナルDVフォーマットを採用。再生時は、DVフォーマットならではのコマ送り、コマ戻し、スライダやホイールマウスを使った高速シーンサーチ機能に加え、逆再生やスロー再生等の特殊再生も可能です。アプリ起動中は、常に本体からアナログビデオを出力しますので大型テレビでの視聴も可能です。
※Microsoft Windows 2000, Microsoft Windows XP 専用ソフトです。
※当社Webサイトでの販売(別売)となります。詳細は後日、製品情報にてご案内いたします。
ビデオ信号方式 | Japanese NTSC
|
DV | 前面端子 | 4-pin iLINKコネクタ |
背面端子 | 6-pin iLINKコネクタ |
アナログビデオ |
前面端子 | 入力 |
ミニDIN 4ピン(S-Video) x 1 ピンジャック(コンポジット) x 1 |
背面端子 | 入力 |
-
|
出力 | ミニDIN 4ピン(S-Video) x 1 ピンジャック(コンポジット) x 1 |
アナログオーディオ | データ | 48kHz 16bit 2ch |
32kHz 12bit 2ch
(データフォーマットは4chですが、入力できるのはメインの2chのみで、サブの2chには無音が入ります。) |
前面端子 | 入力 | RCAピンジャック x 2(ステレオ1系統) |
背面端子 |
出力 | RCAピンジャック x 2(ステレオ1系統) |
テレビ受信部 | NTSC(日本地域対応) 音声多重/ステレオ放送対応 受信可能チャンネル VHF 1〜12、UHF 13〜62、CATV C13〜C63 |
アンテナ端子 | F型コネクタx1(VHF/UHF混合) |
電源 | ACアダプタ |
消費電力 | 最大 9W |
外形サイズ | 146(W) x 27.2(H) x 175(D) mm |
※仕様や動作環境などについては、予告なく変更する場合があります。
≪製品構成≫
- ADVC-200TV 本体
- DVケーブル(6ピン - 4ピン)
- ACアダプタ
- マニュアル
- サポートサービスマニュアル
- カノープスアシストプログラム
- 保証書兼ユーザー登録カード、シリアルナンバーシール
カノープスへのお問い合わせ先について
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