当社では、2001年6月にMTVシリーズの第一弾として「MTV1000」を発売致しました。
パソコンでTV放送を視聴し、さらにハードウェアエンコードMPEG2形式という高画質な画像で録画ができると言う画期的な機能によりヒット商品になりました。
さらに本年2月には、さらなる高画質を備えた上位機種「MTV2000」を発売し、7月には小型PCにも装着可能な「MTV2200SX」を発売し、シリーズ累計で10万台を超える、高画質なTVチューナー製品の代名詞になりました。
今回発売する「MTV1200HX」は、MTVシリーズで好評を博しているハードウェアMPEG2エンコーダおよびゴーストリデューサー回路を搭載し、価格も42,800円(税別)と従来製品よりリーズナブルになっております。
■TV放送やビデオ入力をMPEG録画
VHF(1-12)、UHF(13-62)、CATV(C13-C63) のチャンネルに対応。
お住まいの地域を選ぶだけで自動プリセットされ、難しい設定等は必要ありません。
また、S/コンポジットのビデオ入力端子からの信号もMPEGファイルで保存することができます。
■目障りな「ゴースト」を軽減
MTV2000やMTV2200SXに搭載されているテレビ放送のゴーストを軽減させる「10Tap デジタルゴーストリデューサー」を搭載。キレイなテレビ録画が楽しめると共に、圧縮効率の低下による無駄なサイズのMPEG2ファイルを作成するのを防ぎます。
■高画質ハードウェアMPEG2エンコーダ搭載 プロ用の製品にも使用されているMPEG2エンコーダを搭載し、CBR(固定ビットレート)、VBR(可変ビットレート)に対応しています。
ボード本体も細心の注意を払って周辺回路を設計しており、映像関連製品を長年開発し続けてきたカノープスの技術を惜しみなく投入。自身からのノイズの放射や周囲からのノイズの影響まで考慮し、グランドは専用の内層に確保するだけでなく、表面層でも強化するというこだわった設計になっています。
また、ハードウェアボード上で映像録画等の処理を行う為、CPUへの負担が低く、テレビ番組を録画しながらインターネットをしたり、他のアプリケーションを立ち上げたりすることが可能です。
■非圧縮・ダイレクトハードウェアオーバーレイ表示
テレビチューナーからのビデオ信号は、オーバーレイ表示用とMPEG圧縮用のふたつに分岐。オーバーレイ表示には、グラフィックカードに転送された非圧縮データが使われるため、非常に美しい表示が可能。チャンネル操作時などのレスポンスも快適です。CPUに余計な負荷を生じさせることなく画面表示ができるので、テレビを見ながら他の作業をストレスなく行うことができます。
■PCIハーフサイズの小型ボード
MTVシリーズで培った技術を反映させ、ボードサイズをハーフPCIサイズに収めることができました。
これにより、メーカー製PCなどの小型の筐体でも無理なくお使いいただけます。
■コントロールソフトを一新「Feather G-Spec.」
より軽く、より速くをテーマに作られたコントロールソフト「FEATHER G-Spec.」がMTV1200HXのあらゆる操作をサポート。PCに常駐しタイマー録画※の設定はもちろん、録画したビデオの管理ができる Media Library の機能も備えています。
オプションのリモコンユニット「CRM-1」と併せて使用することにより、まるでテレビやビデオデッキを使うかのような感覚での操作が可能になります。また単体ソフトとしても動作、DVD再生機能を備えています。
※ログオフ状態やスタンバイ状態からのタイマー録画にも対応していますが、お使いのPCのMBやBIOSなどによっては使用できない場合があります。Windowsのタスクスケジューラによって、スタンバイ状態から復帰できることが必要です。
■タイムシフトや追っかけ再生など便利な機能を装備
オンエア中のテレビ番組を停止/再開できる「タイムシフト再生」や、録画中の番組を最初から見ていく「追っかけ再生機能」といったハードディスクレコーディングならではの機能を装備。
予約録画や静止画キャプチャ機能も備えています。
■インターネットで簡単&リモート録画予約ができる
テレビ番組情報サイト「テレビ王国」(http://www.so-net.ne.jp/tv/)のiEPG対応番組表で、見たい番組を選んで「予約ボタン」をクリックするだけで簡単に録画予約ができます。また、iモードや外出先のパソコンから「テレビ王国」のリモート録画予約サービス「iCommand」を利用して、外出先でも番組表をチェックしたり、遠隔操作で録画予約が行えます。
※リモート録画予約を行うには、「テレビ王国」のメンバー登録(無料)が必要です。詳細は「テレビ王国」ホームページをご参照下さい。
ビデオ入力部 |
ビデオ入力信号 |
NTSC
※不正なビデオ信号(劣化したビデオテープを再生した場合、長期間使用したビデオデッキで再生した場合、など)は録画できません。
※コピープロテクトされているビデオ信号を録画することはできません。 |
ビデオ入力端子 |
7ピンミニDINコネクタ x 1
(Sビデオケーブルを接続、または付属のピンジャック変換ケーブルによりコンポジットビデオケーブルを接続できます) |
入力映像調整 |
Brightness,Contrast,Hue, Saturation,Sharpnessを調整可能
*エンコード結果に反映されます。 |
オーバーレイ表示 |
TV受信映像、ビデオ入力映像、再生映像をPC画面にオーバーレイ表示可能
(ビデオ信号出力機能はありません)
ディスプレイハードウェアとディスプレイドライバが、DirectX 5以上のオーバーレイ機能をサポートしている必要があります。また、使用するマザーボードの種類や表示解像度、リフレッシュレートの設定などによっては使用できないこともあります。 |
オーバーレイ映像調整 |
Brightness, Contrast, Saturationを調整可能
*エンコード結果には反映されません |
オーディオ入出力部 |
オーディオ入力 |
RCAピンジャック(赤/白)
入力インピーダンス 22kΩ(typ)
フルスケール入力レベル 2Vrms |
オーディオ出力 |
3.5φステレオミニジャック または サウンドカード内部接続用コネクタ(付属のオーディオケーブルを使用) *両方同時に接続することはできません
適合負荷インピーダンス 10kΩ以上
フルスケール出力レベル 2Vrms |
サンプリング周波数 |
32kHz, 44.1kHz, 48kHz |
データ幅 |
16ビット |
MPEGエンコード部 |
ビデオ圧縮 |
ISO/IEC 13818-2 (MPEG2)
ISO/IEC 11172-2 (MPEG1) |
MPEG2時のプロファイルレベル |
MP@ML, MP@LL, SP@ML |
ビデオ画素数 |
720x480(Standard)
352x480(Half)
352x240(SIF) |
ビデオビットレート |
MPEG2 Standard 4M〜15Mビット/秒
MPEG2 Half D1/SIF 2M〜8Mビット/秒
MPEG1 SIF 1M〜1.8Mビット/秒 |
GOP構成 |
IBBP
I frame only |
オーディオ圧縮 |
ISO/IEC 11172-3 Layer 2(ソフトウェアによるリアルタイム圧縮)
圧縮なし(リニアPCMによるWAVEファイルを作成) |
オーディオビットレート |
128k, 160k, 192k, 224k, 256k, 320k, 384k ビット/秒 |
多重化 |
ISO/IEC 13818-1 MPEG2 プログラムストリーム(音声がリニアPCMの場合は多重化できません)
ISO/IEC 11172-1 MPEG1 システムストリーム(音声がリニアPCMの場合は多重化できません)
多重化なし(ビデオ、オーディオの各ファイルを作成) |
消費電流(最大) |
+5V 1.5A
+12V 460mA
-12V 50mA |
使用温度範囲 |
5〜45℃ |
使用資源 |
割り込み |
IRQを1つ |
メモリ空間 |
512バイト分の領域 |
ボードサイズ |
168mm x 107mm 突起物を除く |
≪動作環境≫
CPU
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Intel Pentium II, Pentium III, Pentium4 / Intel CeleronAMD Athlon, AthlonXP, AthlonMP. / AMD Duron
Pentium II 300MHz または同等以上の性能を持ったCPUが必要です。
上記は、TVのライブ視聴と録画を行うために最低限必要なPC環境です。すべての機能の動作を保証するものではありません。
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PCI |
空きPCIバススロットが1つ必要 PCI Ver2.1以上 |
CD-ROM | ソフトウェアのインストールに、CD-ROMを読み込み可能なドライブが必要 |
メモリ | 128MB以上(256MB以上を推奨) |
ハードディスク |
UltraATA 33以上の転送速度を持ちNTFSファイルシステムでフォーマットされたもの(UltraATA 100以上の転送速度を持つものを推奨)。 |
ディスプレイカード | 800x600ドット・HighColor以上の表示ができ、DirectDraw のオフスクリーンによるオーバーレイに対応したものが必要です。(当社製SPECTRAシリーズを推奨) |
サウンドシステム | WDMドライバで動作し、アナログライン入力を持つもの(48kHz出力に対応するものを推奨) |
DirectX |
DirectX8.1以降 (添付CDに付属) |
対応OS |
Microsoft Windows 2000 Professional 日本語版
Microsoft Windows XP Home/Professional 日本語版 |
インターネット接続環境 |
ユーザー登録、サポート、ソフトウェアのアップデートに必要 |
※上記の条件を満たすPCでの動作保証をしているものではありません。
※仕様や動作環境などについては、予告なく変更する場合があります。
≪製品構成≫
- MTV1200HXボード
- S/コンポジット変換ケーブル
- 内部接続オーディオケーブル
- CD-ROM
- マニュアル
- 保証書兼ユーザー登録カード、シリアルナンバーシール
カノープスへのお問い合わせ先について
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