プレスリリース

今回発売する｢MTV2000｣は、さらなるハイクオリティを目指した製品となっており、映像関連製品を長年開発してきたカノープスの技術を投入し、画質重視の設計を行ったハードウェアMPEG1/2エンコーダーボードです。
また収録ソフトも、TV録画・再生・タイムシフトなどを実現する統合型コントロールソフトウェア「MEDIACRUISE」、軽快な操作性と予約録画機能を実現した常駐ソフト「TV Recording Manager」、DVD-RAMディスクへのDVD-ビデオレコーディング規格によるダイレクトレコーディングに対応した「DVD-Movie Album for Canopus」などから構成されています。

機能の強化点としては、MTV1000譲りの画質重視設計を引き継ぎつつ、「3D Y/C分離」「3Dノイズリダクション」「タイムベースコレクタ」「ゴーストリデューサー」というアナログ、デジタルの両面からのアプローチによる、MPEG2エンコード前の映像の最適化に対応しており、パソコン環境におけるTV視聴、録画をよりハイクオリティなものにします。

さらに、松下電器製「DVD-MovieAlbum」を使用した、DVD-RAMメディアへのDVD-ビデオレコーディング規格でのダイレクトレコーディングにも対応。これはカノープスからの強いアプローチに、松下電器DVD-RAM部門が応えて実現した、テレビチューナー付MPEG2エンコーダボードでは、世界で初めて実現されたもので、既存のハードディスクにしかテレビ放送を録画できない製品とは一線を画しています。

また、DV→MPEG2ファイルコンバータも付属しており、カノープスのDV編集製品 EZDV、DVRaptor、DVStorm-RTシリーズなどで編集したAVIを、｢MTV2000｣によって高速＆高画質でMPEG2に変換することができます。画質優先主義というコンセプトのもと、ハードウェアMPEG2エンコード機能搭載TVチューナーボードの新しいジャンルを切り開いた、MTV1000に続き、民生用のハイエンド録画機に搭載されている機能を本格的に取り込み、光ディスクへの録画にも対応し、パソコンにおけるテレビライフをこれまでとまったく違ったものにすることができるようになりました。

※MTV2000の詳細な技術情報はレビュアーズガイドをご覧下さい。
※当初2月上旬発売を予定しておりましたが2月中旬に訂正させていただきました。

■高機能フロントエンドデジタルシグナルプロセッサ Triple 3D Video Processor　搭載

MTV2000では、MPEG2に圧縮する前段階で、T3D Video Processorによる処理が行われます。このT3D Video Processorは、「3D Y/C分離」「3Dノイズリダクション」「タイムベースコレクタ」「オートゲインコントロール」「ゴーストリディユーサー」としての機能を持っており、MPEG2圧縮時に圧縮率を低下させる原因となるノイズの軽減や、テープが伸びるなどの状態によってゆがんで表示されるフレームを補正することができるなど、より高度なデジタルシグナルプロセッシングを可能としています。大型TVでのゴーストリデューサーは普及していますが、PC用機器での採用は極めて珍しいものとなっています。

※ゴースト除去用の信号が正常に受信できないような地域では効果が無い場合があります。
※10個以上のゴーストに関しては原理的に軽減できません。
※最初にゴースト軽減機能が働くまで１～２秒、収束までには１分程度かかります。

MTV1000はもちろん、MVR-D2000（\198,000）やMPEG2 Module（\98,000）等、高画質で定評あるプロ用の製品にも使用されている松下電器製MPEG2エンコーダ「VDSP3」を搭載し、VBR（可変ビットレート）にも対応しています。
またボード本体は、MTV1000と同様、細心の注意を払って周辺回路を設計されており、映像関連製品を長年開発し続けてきたカノープスの技術を惜しみなく投入。自身からのノイズの放射や周囲からのノイズの影響まで考慮し、グランドは専用の内層に確保するだけでなく、表面層でも強化するというこだわった設計になっています。

VHF(1-12)、UHF(13-62)、CATV(C13-C63) のチャンネルに対応。S/コンポジットのビデオ入力端子からの信号もMPEGに保存することができます。

オンエア中のテレビ番組を停止/再生できる「タイムシフト再生」や、録画中の番組を最初から見ていく「追いかけ再生機能」といったハードディスクレコーディングならではの機能を装備。
予約録画や静止画キャプチャ機能、受信できる各チャンネルの放送を一目で確認できるチャンネルサーフィン機能など、便利な機能もたくさん備えています。

MTV1000 の機能をコントロールするMEDIACRUISE。多彩な機能を誇るだけでなく、チャンネル切り替えなどの基本的な動作の軽快感を重視し、本当の意味でのまた、MTV2000に付属のバージョンからは、新しいスキンが追加されています。

MEDIACRUISEの主な機能

MEDIACRUISEからMTV2000をコントロールする機能	MPEG1/2録画タイムシフト/録画しながらのタイムシフト TV表示、チャンネル変更、チャンネルプリセット、チャンネルサーフィン静止画キャプチャ（再生時の静止画キャプチャはできません）
MEDIACRUISE単体で実現できる機能	オーディオ（再生・WAVEの録音）ビデオ（MPEG2再生・その他のビデオの再生）ディスク再生（DVD/VideoCD、オーディオCD）アルバム再生

PCに常駐し、タイマー録画を実現するソフトです。 Windows 2000/XPでも使用でき、しかもログオフ状態やスタンバイ状態からのタイマー録画にも対応しています。

※ Windowsのタスクスケジューラによって、スタンバイ状態から正常に復帰できるパソコン環境が必要です。また、MTV2000のためにいくつかオプションを設定する必要があります。

TV Recording Manager の機能

TV/ビデオ入力のモニタ
予約録画の設定
視聴予約の設定
DVD-RAMへの直接記録による録画予約の設定
タスクスケジューラへの登録
タスクスケジューラからの起動により録画を実行

■DVD-RAMへのDVD-VRダイレクト記録対応ソフト「DVD-MovieAlbum for Canopus」

TV放送や、ビデオ入力したものをDVD-RAMメディアに、DVD-ビデオレコーディング規格に記録するソフトです。記録したファイルの分割、不必要な部分のカット、マーカーの挿入やプレイリストの作成など、市販のDVD-RAMレコーダーの機能を、パソコンで実現することができます。もちろんMTV2000のチャンネルコントロールや入力ソースの切り替えも行うことができます。

※ DVD-MovieAlbum for Canopusを使用してダイレクトレコーディングを行うには、DVD-RAMドライブと、UDF2.0でフォーマットされたDVD-RAMメディアが別途必要です。

■DV-MPEGファイルコンバータ、DVStormプラグイン、Premiereプラグイン付属

DV編集したビデオデータ（DV形式ファイル）をMPEG2形式に変換するのにも利用できます。ハードウェアによる高速な変換が可能なので、ノンリニア編集したムービーのMPEGファイルでの保存や、DVD作成などに便利です。また、当社製DVビデオ編集ボード、DVStormのタイムライン上からダイレクトにMPEG2ファイルを書き出すことができるDVStorm用プラグイン、Premiereのタイムライン上からダイレクトにMPEG2ファイルを書き出すことができるPremiere用プラグインも付属しています。

■ MTV2000 ■