今回発売する「SPECTRA WX25」は、nVIDIA Corp.製の最新チップ「GeForce4 Ti 4600」を搭載したハイエンドモデルで、当社歴代製品の中では最高の処理速度を誇ります。
最近のグラフィックボードはレファレンス・デザイン(チップメーカー標準デザイン)のボードが多く、これらは長大になる傾向で、ケースの小型化が進む昨今のパソコンには搭載できない場合もあります。このような状況下で当社ではオリジナル基板デザインで小型化に取り組んだ結果、通常のパソコンであれば問題なく装着することができます。
「SPECTRA WF17」もnVIDIA Corp.製のミドルレンジ最新チップ「GeForce4 MX460」を搭載し、従来の当社ハイエンドモデル「SPECTRA X21」よりコアクロック、メモリクロックともに高速で動作いたします。
さらに今回PCI接続のグラフィックボードとして発売する「SPECTRA Light G32 PCI」はAGPバスを持たないエントリークラスのパソコンでも高速画像処理が可能になります。技術革新が早く購入後2〜3年で陳腐化してしまうパソコンでもグラフィックボードの入れ替えで最新の3D技術を利用したソフトウェアでも問題なく使用することができます。
販売目標は、発売後1年間でシリーズ全体で4万本を予定しております。
SPECTRA WX25の主な特長
■最高の素材をチョイス
世界最強GPUと呼ばれるGeForce4Tiシリーズの中でも、生産量の少ない希少品である、最高速スペックのGeForce4 Ti 4600をチョイス、メモリも現時点で使用可能な最高速品のDDR SDRAMを128MB実装。最高素材を最高の技術で製品に仕上げました。
■技術の結晶 世界最小 GeForce4 Ti 4600ボード
大電流を消費するGPUのコア電源を、マザーボードを経由することなく電源装置より直接供給するAPSの機構を更に進化させ、電源部分を別基板といたしました(Advanced Power Supply 4.0)。 これによってGPUに伝わる電源ノイズレベルを下げると共に、GeForce4 Ti 4600を使用したボードでは世界最小サイズ※1を実現しました。これにより、より小型サイズのケースにも、実装が可能となりました。
※1:2002年3月現在(当社調べ)
■虚飾を廃した冷却機構 Exhaust Control Structure
SPECTRA WX25 では電源基板とFireBird TwinBlowの組み合わせにより、エグゾーストコントロールストラクチャを構成、ファンから吸い込まれ、GPUで熱せられた空気を効率よく基板上方と前方に排気、排気の再吸入によるGPUへの悪影響を低減し、隣のPCIカードへの熱の影響まで考慮した構造となっています。
■高画質W RGB 出力をサポート SSH2 TypeDD を装備
GeForce4ではRGB出力系のアーキテクチャが大幅に改善され、2系統のRGB出力を標準サポートとしました。W-RGBを便利に使用するためのアプリケーションであるnVIEWソフトも標準添付いたしました。
W-RGB出力となっても、SSHテクノロジを継承しもちろん高画質でディスプレイの特性に合わせて、RGB出力モードを選択するDFS機構をRGB-1に、RGB-2は高画質仕様のSuperFineモードに固定となっています。
■厳選された高品質部品と新ドライバの採用
集合部品を単体部品に分けるなど、細部にわたった設計を行いました。その結果、SPECTRA WX25の総部品点数は978個にも及びますが、(SPECTRA X21は593個)カノープスは妥協はしません。
W-RGB機能をサポートした新シリーズドライバGreen.W Driver (グリーン ドット ダブル ドライバ)を採用。
SPECTRA WF17の主な特長
■GPU GeForce4 MX 460
GeForce4 MXシリーズ中の最強チップである460(300MHz駆動)を搭載。コストパフォーマンスの高い描画性能を実現しています。
■ビデオメモリ 64MB
128MBit DDR SDRAM 555MHz対応版を64MB搭載。550MHz(275MHz/DDR)で駆動される超高速メモリは、GPUのパフォーマンスを十分に生かすことができます。
■W-RGB出力対応 SSH2 TypeDD
D-Sub 15pin miniタイプのコネクタを2系統標準(RGB-A/RGB-B)で搭載する、W-RGB対応SSH2 TypeDDを搭載。ビデオDACから出力されるアナログ信号を基板内のノイズから分離するためのSSH機構を、W-RGB出力に対応させました。
■高画質アナログ信号出力 DFS(Dual Filter System)
RGB出力モードを『Fine Mode』と『Super Fine Mode』に変更できるDFSをRGB-Aに搭載。RGB-Bは、汎用性の高いFine Modeに固定されています。
■高性能クーリングFAN Firebird G2搭載
高性能なTwin BlowファンとしておなじみのFirebirdシリーズのGPU対応版として特注生産されている、2方向噴出し対応のFirebird G2を搭載。安定した動作を実現します。
■Green.W Driver(グリーン ドット ダブル ドライバ)採用
W-RGB機能をサポートする新シリーズドライバ、Green.W Driverを採用。高速と安定性のバランスの取れたカノープスオリジナルドライバに加えて、W-RGBを便利に利用することができるアプリケーション、『nView』も標準添付しました。
■最高級コンデンサ OSコン搭載
ノイズに強い、三洋電子部品の最高級OSコンデンサ(有機半導体コンデンサ)を搭載。コンデンサだけでなく、細かい部品の一つ一つをこだわって選んでいます。
■インピーダンスコントロール8層基板
1本1本の配線に細心の注意を払って、DDRメモリのインピーダンスマッチングを制御。変則8層構造のインピーダンスコントロール基板によって、高速域での信号の乱れを抑え、安定性をさらに向上させています。
SPECTRA G32 PCIの主な特長
■Mini SSH Type-D
GeForce2 MX 400のビデオDACから出力されたアナログ信号を基板内のノイズから分離。アナログ/デジタル回路の高度なアイソレーションによって、ピュアな映像信号を送り出す構造です。(特許出願済)
■Fine Filter
SPECTRAシリーズに搭載されているDual Filter Systemのファインモードに相当するフィルタを搭載。多くのディスプレイを評価して設定された最適なフィルタは、クリアな表示を実現します。
■ヒートシンク
ヒートシンクのみで駆動可能な設計ですので、ファンレスの静音PCにも最適です。
■PCIバス仕様
AGPスロットのないPCにも、SPECTRAシリーズで培った高画質、高性能を搭載できます。また、3.3V対応のPCIバスでも使用可能な設計になっています。
■ロープロファイル対応
Low Profile PCIのMD2規格に準拠した基板サイズですので、Low Profile PCIしか装着できない小型のPCでもお使いいただけます。
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