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モアレはブラウン管の発光体のサイズとディスプレイカードの出力の1ドットの幅が近くなった場合に観測される干渉縞という物理現象です。
例えば17インチのブラウン管の場合、実際の横方向の表示サイズは350mm程度になると思います。
ドットピッチが0.25mmだとすると350÷0.25=1400ドット程度がこのブラウン管の実質的な解像度となります。 この状態で水平方向1400ドットの解像度で使用すると最もモアレが出やすい状況となります。
●モアレはブラウン管が細かい発光体の集合で表示を行っているという構造上、避けることはできません。
- 高解像度のディスプレイカードとディスプレイ装置の組み合わせで、より発生しやすくなる傾向にあります。
- シャドウマスク管より、アパーチャーグリル管のほうが目立つ傾向にあります
●次の方法で低減する可能性がありますので、一度お試しください。
- Windows表示解像度の変更、およびリフレッシュレートの変更する。
- モニタ側の表示位置調整機能で、微調整を行う。
- SPECTRAシリーズのユーティリティで表示位置および水平表示範囲の微調整を行う。
手順につきましては、
画面プロパティ→「設定」タブ→"詳細"ボタン→「SPECTRA Information」タブ→"表示設定"→表示位置、表示範囲を調整します。
- ディスプレイの種類によっては画面を微妙に振動させてモアレを見えにくくするような機構をもったものがありますので、こちらの機能を有効にしてみてください。
- SPECTRAのDFSをもしスーパーファインに設定されている場合には、初期設定のファインモードに戻します。
(SPECTRA Light T32 PCIは、このスーパーファインモードがありません)
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