1.Shift+Enterで再生する
　キーボード上のShiftキーを押しながらEnterを押して再生することで、バッファ値が最大の状態で再生を開始します。なお、この方法で再生する場合は、再生が開始されるまでに時間がかかります。

2.再生時のバッファサイズを設定する
　StormEditの[設定]メニューの[DVStormのプロパティ]を選択し、[詳細設定]からバッファサイズを変更してください。バッファサイズは搭載されておりますメモリ容量によって、設定できる値が変わってきますので、詳しい設定方法につきましては、DVStorm-RTセットアップマニュアル41ページをご参考いただきますようお願いいたします。
　この設定を行っていただいた上で、実際のタイムライン再生時には、再生が止まる数秒前から再生されるか、上記１．の Shift+Enter での再生を行っていただくと効果的です。
　尚、バッファサイズを変更しますとただちにWindowsの再起動が促されますので、編集中のプロジェクトについては上書き保存していただいた上で、作業を行っていただきますようご注意ください。

3.「LatencyTimer」の値をあげる
　「LatencyTimer」の値を64以上に設定されてお試しください。マザーボードのBIOSからPCI Latency Timerの設定変更ができない場合、当社FAQ「LatencyTimer（レーテンシータイマー）の設定方法」にて強制変更の方法をご案内しております（製品によって強制変更できない場合があります）。

4.割り込み要求（IRQ）の共有を回避する
　DVStorm-RT について、割り込みを共有するデバイスが存在する場合、いただきました現象が発生する場合がございます。
　割り込み要求（IRQ）の確認方法は、OS別に以下のとおりとなります。

＜Windows 98SE / Me の場合＞
　[マイコンピュータ]を右クリック→[プロパティ]→[デバイスマネージャ]タブをクリックし、[コンピュータ]をダブルクリックします。[割り込み要求（IRQ）]が選択されていることを確認し、表示される一覧をご確認ください。

＜Windows 2000 の場合＞
　[マイコンピュータ]を右クリック→[プロパティ]→[ハードウェア]タブ→[デバイスマネージャ]ボタンをクリックし、[表示]→[リソース（種類別）]→[割り込み要求（IRQ）]をダブルクリックして表示される一覧をご確認ください。

＜Windows XP の場合＞
　[スタート]→[コントロールパネル]→「パフォーマンスとメンテナンス」→[コンピュータの基本的な情報を表示する]→[ハードウェア]タブ→[デバイスマネージャ]ボタンをクリックし、[表示]→[リソース（種類別）]→[割り込み要求（IRQ）]をダブルクリックして表示される一覧をご確認ください。

　上記で、DVStorm-RT が使用する割り込み番号に何らかのデバイスと共有して使用しているようでしたら、そちらの共有を回避していただいた場合の動作につきご確認ください。Windows 2000 環境ではACPIによって割り込みが共有されることが多いため、他の拡張ボードを取り外され割り込みを共有していることの影響度を確認されることをお勧めいたします。尚、「PCI IRQステアリング用 IRQフォルダ」との共有は問題ございません。

　実際に、ビデオフィルタやタイトルなどの効果を重ねれば重ねるほど、負荷の高い処理になりますので、ご使用環境によっては処理が間に合わないというメッセージが出る場合がございます。この場合、再生がストップしてしまう部分だけを一度ファイルとして保存し、そのファイルをその部分に入れ替えていただけば、再生が止まることはなくなります。