VELXUS 500LEの特長

HDV対応の業務用次世代編集システム
 VELXUS(ベルクス) 500LEは、カノープスの映像技術を結集させた次世代編集システムです。
ハイビジョンの普及に大きな期待をされているHDVや、SD非圧縮、ロスレスの編集に対応。もちろんDVやMPEG2も編集することができます。

HDVとは?
HDVは、MPEG2形式で圧縮されたハイビジョン信号をDVテープに記録/再生する規格で、キヤノン、シャープ、ソニー、日本ビクターの4社によって策定されました。
既に普及しているDV規格をベースにしているため、機器のコストを抑えることができ、ハイビジョン映像の記録/再生環境を一般に広く普及させることができるものと期待されています。今後、各社からHDV機器の発売が予定されています。
カノープスは、いち早くこの規格への賛同を表明していました。VELXUSにより、ビデオ編集製品の面から、HDVの普及に貢献していきます。


真のマルチフォーマット編集を実現
現在ノンリニアビデオ編集の標準となっているDV形式、DVDで普及したMPEGなど、映像の記録形式は多様化してきました。そして遂にハイビジョン映像記録を飛躍的に普及させるHDV規格対応製品が登場しました。
VELXUS 500LEは様々な形式のコンテンツをタイムラインに混在させることが可能。HDVやDV、MPEG2など、ソースの違いを気にすることなくリアルタイム編集することができます。

VELXUS 500LEで編集できる映像形式
HDV 1080i / 720p (ネイティブ) Canopus HQ
SD非圧縮 DVCAM
Lossless MPEG1/2
DV AVI Quick Time
DVCPRO HD 1080i (Option) DVCPRO 50 (Option)
※オプションのCanopus Codec Optionにて対応。


編集ソフトウェア「EDIUS Pro version 4」
ハイクオリティな映像を効率よく作り上げられるように設計されたビデオ編集ソフトウェア「EDIUS Pro version 4」。その軽快なレスポンスと高い操作性は、ハイビジョン編集システムHDWS-3000への採用で実証済み。VELXUS 500LEでは、さらに進化を遂げた最新版「EDIUS Pro version 4」を採用しています。

EDIUS Pro versuin 4 の詳細はこちら!

EDIUS Pro version 4の主な特長
無制限のビデオ / オーディオ / タイトルトラック
異なるフォーマット、解像度、フレームレートのクリップを混在させて編集可能
軽快な動作と高い安定性
マルチカム編集、マルチーシーケンスなど多彩な新機能を追加
ノンストップエディティングを実現
  再生中にエフェクトの適用などの操作を行っても、再生を停止せずに適用結果が反映されます。
EDLをサポート
タイトラーはカノープス製「Quick Titler」とTitleMotion Pro for Canopus
※TitleMotion Pro for Canopus では、フォントによっては正しく表示できない場合があります
ProCoder EXPRESS for EDIUSによるタイムラインからの多彩なファイル出力
トランジションはアルファ対応※Xplode for EDIUSを除く。
連番静止画、Quick Timeのインポートに対応 
  など
※付属の「EDIUS Pro version 4」は、VELXUS 500LEボードが装着された環境でのみお使いいただけます。


新設計のVELXUSハードウェア 
VELXUSのハードウェアは、ビデオ編集において高いパフォーマンスを発揮するようにゼロから設計されました。CPUの性能を限界まで引き出すことで、PCの性能に合わせて編集のリアルタイム性を高めることができるスケーラブルテクノロジーを継承。HDVやSD非圧縮などの大容量データを扱うことを前提に、高画質・高性能を追求しました。メインボードとエクスパンションボードの2つから構成され、今後発売されるオプションで機能強化できるように設計されています。


※HDVの編集には64bitのPCIバスが必要です。 

エクスパンションボード

VELXUSボードの特長
HD/SDリアルタイム出力 (アナログコンポーネント)
SD非圧縮 / ロスレス対応
画質補正機能搭載
  3D Y/C分離、3Dノイズリダクション、オートゲインコントロールなどを搭載。古いアナログ素材も高画質にキャプチャできます。

ADVCモード搭載
アナログ-DVコンバータとして実績のあるADVCシリーズと同様の動作が可能なADVCモードを搭載。
IEEE1394対応のソフトウェアより、VELXUSのハードウェアを使用しアナログ映像をDV変換してキャプチャ可能。3D Y/C分離、3Dノイズリダクションなどの画質補正機能を搭載しているので、高画質にキャプチャ&ビデオ出力可能です。

ADVCモードで使用できる画質補正機能
●3D Y/C分離
●3Dノイズリダクション
●オートゲインコントロール


動作確認済みソフトウェア
●Adobe Premiere
●Vegas Video

ADVC Mode Contoroller画面


高画質を実現するHQコーデック
HDCAMと同等以上の高画質を誇る「Canopus HQ Codec」を採用。HDVをリアルタイムにCanopus HQ Codecにトランスコードしながらキャプチャすることができます。ハイビジョン編集システムHDWS-3000/1000と同じコーデックを採用することにより、HD映像を高画質のまま軽快に編集することができます。(HDVのネイティブ編集も可能です。)

Canopus HQ Codec
データサイズが巨大なHD映像を非圧縮のまま編集しようとすると非常に大がかりなシステムが必要となります。HDデッキレベルの画質を維持できるのであれば、圧縮による最終画質への影響は事実上なく、編集システムのコストは大幅に抑えることが可能となります。
可変ビットレート方式を採る「Canopus HQ Codec」は、リミット機能を設けることで総データ量およびピーク時のデータ量を抑えながら高画質を実現したリアルタイムエンコーダです。機能が固定されるハードウェアエンコーダと異なり、新技術の投入やCPU能力の向上により、さらに高画質化、高性能化することが可能です。
また、EDIUSがversion 4へとアップしたのに合わせて、Canopus HQ Codecも1920×1080のフルHD解像度とアルファチャンネルに対応。Video for Windows対応のソフトウェア(After Effectsや3ds MAXなど)からアルファチャンネルつきのHQ Codecで出力することで、高画質を維持しながら時間もファイルサイズも、工数も大幅に削減することができるようになりました。

Canopus HQ Codec の詳細



各種ソフトウェア用プラグインが付属 
VELXUS 500LEには、Adobe PhotoshopとAfter Effects使用時にVELXUS 500LEのハードウェア経由でアナログビデオ出力が可能なプラグインが付属しています。ビデオモニタなどで実際の表示を確認しながら作業することができます。

付属プラグイン一覧
Adobe Premiere Pro キャプチャ・ビデオアウトプラグイン
  Premiere Pro 1.5で、VELXUS 500LEのハードウェアを使用して、キャプチャとアナログビデオ出力を実現します。
Adobe Photoshop CS2/CS ビデオアウトプラグイン
Adobe After Effects 7.0/6.5 ビデオアウトプラグイン
 
Canopus Video Output Plug-ins
下記5つのソフトウェアでVELXUS 500LEのハードウェアを使用したアナログビデオ出力を可能にするオプションをご用意しています。
NewTek LigthWave3D / Alias Systems Maya / discreet 3ds max / discreet combustion 3 / Bauhaus Software Mirage


バンドルソフトウェア
EDIUS Pro version 4用の便利なソフトウェアをバンドルしています。

バンドルソフトウェア一覧
Adorage Canopus Edition 3D トランジション・パック
  様々なトランジションエフェクトをセットにしたAdorage。90種類以上ものプリセットが用意され、それぞれを詳細にカスタマイズ/保存することもできます。
 
SoundSoap 2 VST Plugin
  SoundSoap 2は、テープヒス、クリック、クラックル、バズ、ハム、轟音などのノイズ成分を軽減させるVSTプラグインです。レコードやカセットなどの音源を使用する場合や、ナレーションに混入したノイズなどを軽減させることができます。
 
 

インデックス 特長 仕様 動作環境