フレーム単位でのCMカットが簡単にできる編集ソフト「MpegCraft DVD」
好きなTV番組をどんどん録っておけるのが、パソコンのハードディスク録画の便利なところですが、そうして録りためたTV番組の中には、保存版として残しておきたいものも出てきます。このとき、番組の本編とは関係のない部分は、カットしておきたいものです。不要部分をカットしておけば、あとで見るときに、そこだけ早送りをしなくてもすみますし、また、ハードディスクの容量の節約にもなります。
不要な部分をカットしたいのであれば、「MpegCraft DVD」を使ってみてください。
MpegCraft DVDは、MTVX 2004などで録画した映像について、必要な部分だけにしたり、複数のファイルをつないだりといった「カット編集」が行えるソフトウェアです。それも、1コマのズレもなく、フレーム単位でのカット編集が可能です。
その上、MpegCraft DVDには、家庭のDVDプレイヤーで視聴できる「DVD Video」形式のDVDに仕上げる簡易オーサリング機能も装備されているのです。
ちなみに、AV機器のDVDレコーダーなどでもCMカットなどの編集作業は行えますが、リモコンで操作するのは面倒なもので、また、フレーム単位でつなぐのは、一般的にはかなり困難なものです。フレーム単位での編集をしたいなら、AV機器よりもパソコンの方が断然便利です。
MPEG2形式であっても、スピーディな編集が可能になったMpegCraft DVD
MTVX 2004などで録画した映像は、「MPEG2」という形式のファイルになっています。この形式では、いくつかの画像情報がまとめられた「GOP(Group
Of Pictures)」という独自の仕組みが採られており、それをもとに、ファイルサイズを小さくすることを可能にしています。
その利点の反面、MPEG2では、きれいにコマ(フレーム)単位でカット編集するソフトウェアを作るのは、なかなかむずかしいとされています。MpegCraft
DVDは、それが可能になっている数少ないソフトウェアの1つです。
MpegCraft DVDでは、[間隔](表示単位)を[GOP]に設定しておくことで、GOP単位でのカット編集ができます。GOP単位で編集をすると、「再エンコード」という時間のかかる作業がかなり短縮されます。つまり、MpegCraft
DVDを使えば、本来は時間がかかるMPEG2の編集作業も、スピーディにこなせるというわけです。
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