|
|
▼何故普及しないDV編集 |
|
|
何故普及しないのか?今までの最大の理由は投資が必要!ということでした。PCを使うノンリニア編集でも、最高性能のPCと10万円程度のソフトが必要で、「気軽に始めよう!」というわけには行きませんでした。が、その後PCの性能が格段に向上し、1万円未満のDV編集ソフトがPCショップや家電量販店に並んでいる今もやはり普及している、とはいえません。 |
|
実は筆者の周りにも、増え続けるテープからお気に入り部分を抜き出して編集し、オリジナルのDVDを作りたい、という動機でパソコンを購入した人が2人います。筆者は、今回この記事を書くにあたって、DV編集初心者の彼らに「その後どう?」と尋ねてみました。すると、声を揃えて同じ事を言うのです「ビデオ編集は時間がかかりすぎてイライラするから止めた!」と。 |
|
具体的には、仕上がり状態を確認しようとしてもプレビュー映像のレンダリングに長い時間待たされたり、面白そうなビデオフィルタを探そうにもいちいち待ち時間が発生して、とにかく待たされることが多くイライラさせられっぱなし、でとうとうやめてしまった、というのです。楽しむために始めたDV編集が難行苦行では、普及するはずが有りません。
そう、DV編集が普及しない最大の理由は、「むやみやたらと、滅茶苦茶時間がかかる」ということだったのです。 |
|
リニア編集とノンリニア編集 |
かつては、「ビデオ編集」と言えば、ビデオデッキ3台とビデオ編集機、モニタ2台を接続して行う「リニア編集」という方法が主流でした。2台のデッキを素材の再生用として使い、その映像をもう1台のデッキでダビングしながら進めます(ビデオ編集機で3台のデッキをコントロールします)。機材の準備や操作の習得が要求されますので、アマチュアにはなかなか手が出せませんでした。 |
|
一方、ハードディスクにすべての映像素材を取り込んで、パソコン上で編集する方法を「ノンリニア編集」と言います。映像の取り込み作業さえ行ってしまえば、後はマウスでビデオ編集ソフトを操作するだけでOK。映像の順序を変えたり、切り替え効果を設定したりといった作業がカンタンなのはパソコンならではです。 |
|
|
|
|
▼プロとアマ |
|
|
実は、筆者は以前、映像制作会社で実際に編集作業に携わっていました。編集作業が深夜、徹夜になるのは当たり前!だってビデオ編集なんだから・・と何ら疑問を感じていなかったのですが、一般のパソコンユーザーは仕事でビデオ編集をするのではない、趣味の時間を使って、周りの人と楽しめるビデオを作りたいんだ、大切なのは気軽に作業できるかどうかということだ、と気づいたわけです。 |
|
そう、待たされることなく気軽にDV編集が楽しめるようなソフトや機材が登場すればDV編集は誰にも楽しめる趣味となるはずです。 |
|
今回、筆者が紹介する「超編 Ultra EDIT」は、これまでパソコンでのビデオ編集に付き物だったイライラを解消すべく、カノープスが世に送り出したソフトです。以前ビデオ編集にチャレンジしたけど上記のような理由で挫折した、という方にとって福音となるだけでなく、ビデオ編集は未経験だけど興味がある、という方にとっても最適なソフトだと言えます。それでは、「超編 Ultra EDIT」がどんなふうにすごいのか、説明します。 |
|
|