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先生、パソコンでビデオ編集ができるって聞いたんですが、どうやったらできるんでしょうか?
一言で言うのは難しいですねぇ。
パソコンでビデオ編集をするには、いくつか知っておいた方がいいことがありますから、まず、それから説明しましょう。

加納さんはどんなビデオカメラを使ってるんですか?
どんなって・・・最近買ったS○○Yのパスポートサイズのカメラですけど・・・?
ビデオカメラには2種類あるんです。1つが昔からあるアナログで録画するもの。
そして最近増えてきたのがデジタルで記録する「デジタルビデオカメラ」というもので、「DVカメラ」と呼ばれることもあります。電器屋さんで売ってるカメラの殆どが、もうデジタルです。加納さんのカメラはデジタルのようですね。
アナログとデジタルってどこが違うんですか?
もちろん記録方法が違うんでしょうけど、メリットとかあるんですか?
アナログカメラは家庭用のビデオとほとんど同じです。
デジタルだと、画質が綺麗で、長い間テープを保管しても劣化しにくいんです。そして、タイムコードという記録日時の情報があるので、映像の頭出しなども簡単にできるんですよ。ビデオ編集もやりやすいですしね。
じゃぁ、新しいカメラを買っておいてよかったんですね。
そうですね。
もちろんパソコンでアナログタイプのビデオカメラや、普通のビデオで録画したものも編集することができますよ。
ビデオ編集って、パソコンとビデオカメラだけでできるんですよね?
まさか、他に何か必要なんてことは?
最近のメーカー製パソコンには、IEEE1394(i.LINK)というDVカメラを接続できる端子があって、編集ソフトもついていることが多いので、それだけでもできます。
ただ、ビデオ編集ボード、というものを使った方が早くて、綺麗なものができますよ。 オススメはリアルタイムで編集できるカノープスの「ACEDV(エースディーブイ)」です。
リアルタイムってどういうことなんでしょうか?
テレビや映画などを見ていると、場面(シーン)の変わり目で、次のシーンが右からスライドしてきたり、回転しながら飛んできたりするのを見たことがありますよね?
これは、シーンの 変わり目を演出する「トランジション」というものなのですが、トランジションなどの特殊効果を適用するには、通常はレンダリングという作業が必要になります。簡単に言うと、トランジションをどうやって適用するかをパソコンが頑張って計算することで、これをしないと実際に効果を適用した結果が見られないんですよ。そして、問題はレンダリングしている間、編集操作は何もできず、ずっと待ち続けなければならないってことです。
待つって、いったいどれくらいかかるんですか?
どんな効果を適用するかにもよりますが、1ヶ所10秒くらいですね。
そんなに長くない、と思うかも知れませんが、この10秒が馬鹿にならないんですよ!

トランジションは、適用してみても思ったとおりの感じが出ないこともよくあります。その時には、設定を変えてみたり、別のトランジションを選んだりするのですが、その度に10秒分待つというのは、大変ストレスがたまります。おまけに、そんなトランジションが何十ヶ所もあったら・・・?
それは確かに辛いですねぇ。
そこで、「リアルタイム」が重要になってくるんです。
リアルタイム編集というのは、レンダリングの待ち時間なしに、エフェクトの適用結果が見られるんです!!
ACEDVはパソコンのモニタでや、接続したテレビなどでも確認できるので、とても便利ですよ。
でも、性能がいいものって、だいたい高いのよねぇ・・・
ACEDVなら、今までのリアルタイム編集製品に比べて、半分くらいの値段ですよ。だからオススメなんです。
ほっ・・・本当ですか、先生!?
じゃぁ、余ったお金はお小遣いってことで・・・
駄目に決まってるでしょ!
・・・・・・。
 

Take 3へつづく・・・






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