MRL Series の特長

MRLシリーズは、ハードディスクに蓄積した映像をバリアブルスピードで再生させながら、ターゲットをマウスやジョイスティック、タブレット操作などにより追いかけ、位置・サイズなどの情報をリアルタイムに記憶することができるマスク加工専用のリアルタイムラーニングシステムです。

直感的な操作で簡単にモザイク編集
MRLシリーズは、フットペダルで映像を自由な速度(±1/20倍速〜±8倍速)で再生させながら、ペンタブレットで映像内のターゲットを直接なぞっていくことで、高速で正確なマスク加工がリニア感覚で行えます。高いリアルタイム処理能力によりマスクトラック32本を同時に処理することが可能です。また、付属のスライダーレバーにより、マスクの各種パラメータがフレーム単位で変更でき、映像に合わせながらマスクのサイズ・濃度・アスペクト・回転・色合い・明るさ・コントラストなどを可変させることができます。自由度の高い操作性をもつMRLシリーズは、使い手のニーズにあわせた入力装置で、リニアからノンリニアへの移行も容易にした理想的なマスク加工専用のリアルタイムラーニングシステムです。

豊富な入出力
映像の入力は、IEEE1394または、S,コンポジット接続によるビデオ機器からのビデオキャプチャに加え、DV(AVI/AVI2.0)、MPEG1/2、各種EDITプロジェクトファイル形式での読み込みに対応しています。IEEE1394で接続されたDV機器からのキャプチャでは、テープに記録されたタイムコード(TC)に連動した、TC-IN〜OUT間の自動キャプチャに加え、TCを指定したバッチキャプチャにも対応しています。出力は、テープ/ファイル/DVDへの出力に対応し、IEEE1394を通したテープ出力では、オリジナルTCでの出力や、任意のTCに書き直しての出力もできます。背面の出力端子からはコンポーネントアナログビデオ出力も可能です。


テープの頭と最後に映像が記録されていなくても、TCのINとOUTで自動的にキャプチャします。また任意のTCでバッチキャプチャも可能です。 キャプチャした映像にマスク合成を行います。編集作業が終わったら、オリジナルのTCか新しいTCで出力します。未フォーマットのテープを任意の位置まで送ってから、書き出しを行います。尚、インサート編集には対応していません。


StormEdit Ultra EDIT Lets EDITなどのプロジェクトファイルに対応
カノープス製EDITシリーズに完全対応。DVStormやUltra EDITで編集したプロジェクトファイルの読み込みができ、データとして直接扱うことができるので、編集した映像をテープやファイルに出力する必要がなく、作業効率が大幅に向上します。また、テープやファイル出力の際に行われるDV再圧縮工程が無くなるので、ビデオ編集とマスク加工がワンパスレンダリングで処理され、画質も向上します。

《対応プロジェクトファイル》RexEdit、UltraEDIT、Let's EDIT、StormEdit、RaptorEdit、EzEdit
※EDIUSのプロジェクトファイルを直接読み込むことはできません。テープまたはビデオファイルでの受け渡しになります。


【ビデオ編集プラグイン 「V-EDITプラグイン」】New!
マスク加工前の映像編集や加工後の本編手直し、テロップ編集などが可能なリアルタイムビデオ編集プラグイン「V-EDITプラグイン」。ワンボタンでマスク加工画面と編集画面を切り替えることができるので、マスク加工中でも瞬時にビデオ編集操作が行えます。これにより、ビデオ製作の一連作業がMRLシリーズのシステムだけで完結できるだけでなく、テープアウトやファイルアウトを伴わず、ワンパスレンダリングによる高画質な映像作成環境を構築できます。

リアルタイムモニタ出力
MRLシリーズに搭載された出力端子からは、タイムライン上の映像をリアルタイムで外部出力することができます。業務用モニタを接続してのマスク調整なども容易です。



インデックス ハードウェアの特長 ソフトウェアの特長 コントロールデバイス 仕様