MRL Series ソフトウェア の特長

【高速・正確な作業を実現した業界注目のMRLソフトウェア】
カノープスが誇るリアルタイム編集システムの流れを汲むMRL専用編集ソフトウェア。業界唯一の機能がたくさん盛り込まれているだけでなく、導入いただいたお客様の声をもとに、どんどん進化を始めています。

【形状や大きさ、境界線も自由自在】
ジョイスティックやマウスでターゲットガイドを操作して、マスクの大きさや形、位置などを決めます。

【フリーハンドによる「フリーシェイプ」】※MRL-1800のみ
MRL-1800ではタブレットペンで描いた自由な形状のモザイクが設定できます。これにより複雑な形状をしたターゲットでも1つのマスクで処理ができ、作業効率を大幅に向上させることができます。サイズや傾きなどのすべてのマスク設定が可能です。描いたシェイプに線を付け足したり、切り取ることで自動修正でき、フレーム間の動きは自動で補正されます。

■タブレットペンで自由に描いた軌跡にマスクをかけることができます。

■すでに適用されたマスクもタブレットペンで容易に修正できます。

■キーフレームでマスクを打ち、はみ出した所に加筆修正していくことでターゲットにのみマスクをかけることができます。

※画像はイメージです。


タブレットでポリラインを描く (ターゲットの形状を描く) 高画質 / 低画質


ポリラインを編集・変形する (複雑な形状を描く) 高画質 / 低画質


【テクスチャーマスク】※MRL-1800のみ
静止画ファイルを読み込んで、サイズ変更や回転などを自由に設定できるマスクとして使用できます。アルファチャネルの付いたデータにも対応、アルファチャネルで作成された形状でのマスク加工が可能です。
【リニアと違い編集が容易】
一度合成してしまうと修正が容易にできないリニア編集と違い、ノンリニア編集では修正が容易かつ短時間で行える点が利点として挙げられます。マスクは作成後にその種類やサイズ、濃度などのすべての項目を手直しすることが可能です。1コマごとの修正はもちろん、選択した範囲を一度に修正することもできます。また、オフセットによる修正にも対応しているので、サイズや濃度が可変しているマスクに対し、均一的にマスクを大きくするなどの操作が可能です。

【「キャンセルマスク(デジ消し)」搭載】
マスクが適応されないエリアを指定することができます。指定した位置だけにはマスクがかからないような設定や、マスクの一部分だけをキャンセルすることが可能です。また、キャンセルマスクであってもレイヤー構造が有効なので、キャンセルマスクの上に、別のマスクをかけることもできます。
通常のマスク合成人の顔にキャンセルマスクを適用

【映像になじむためのマスク加工】
映像との境界はアンチエイリアシング処理によりシャギーや色変化のない自然な処理を行うことで、元の画像と違和感を極力抑えた映像制作が可能です。またマスクの移動時には、スイッチャー処理のようにブロック自体は移動せずに、マスクの表示エリアだけが移動するので、無駄な動きを感じない、なめらかなマスク合成が可能です。
【カット変りでも安心】
MRLシリーズでは、常にフィールド補完処理を行うことで、滑らかなマスク移動を実現しています。マスクは自由なフレームでそのイベントを分割できるので、カット変わりなどで片フィールドだけターゲットを外してしまう心配もありません。またマスク自体にフェードイン/フェードアウトの設定ができるので、映像に合わせた自然なカット変わりを演出できます。
【フレームアウトに対応】
フレームの外にでもマスクを移動させることができるので、ターゲットがフレームアウトしてゆくような映像でも確実にマスキングできます。

【豊富なマスクパターンと無限大のバリエーション】
MRL-1800、MRL-1000共に10種類のマスクパターンを用意。またグラフィカルな特殊形状モザイクや、アルファ・チャネル付きの画像を使用することができます。
マスクパターンの一覧はこちら
【マスクセッティング】
マスクセッティングの各パラメータを調節してHue、Bright、Saturation、Contrastkを自由に設定できます。
【映像に合わせた可変マスク】
マスクのサイズ、濃度(プロックサイズ)、ボーダー幅、アスペクト比、Hue等のマスクセッティングは、フレーム単位に設定でき、映像に合わせて各種設定を可変させることが可能です。濃度の可変を自由に行えることで、遠近感のあるマスク合成が可能です。
【目的のマスクを検索するイベントリスト】
複雑な合成を施しても設定したマスクはリストに登録されているので、検索や修正も容易に行えます。
【10個までのプリセットを用意】
よく使うマスクパターンをキーボード上部のF1〜F10に割り当てることができます。MRLシリーズを複数台使用した作業でも、ファイル出力したプリセットデータを、別のシステムへコピーすることで、効率良く作業を進めることができます。

マスク合成の常識を変える"ラーニング方式"搭載

■MRL-1800のマスク合成には2通りの設定方法があります。またノンリニア編集での利点も最大限活かすことができます。


映像を再生しながらターゲットをペンで追いかける高画質 / 低画質

ターゲットをなぞるだけでモザイクが自動生成される「ラーニング方式」
フットペダルで映像を任意の速度で再生させながら、ペンタブレットやジョイスティック、マウスでターゲット追いかけるだけで自動的にマスクが生成されます。自分で動かした軌跡を記憶するので、頻繁に動くターゲットに対して高速かつ繊細な処理ができます。ラーニング中にターゲットを外しても、すぐに戻って上書きが行えます。これにより、失敗などを気にせず一気に加工が進み、従来の方式に比べ圧倒的に短時間でのマスク加工が可能です。

細かく小さなターゲットに最適な「キーフレーム方式」
映像を適度にポーズしながら、マスクの位置や大きさなどを設定します。設定したフレーム間の動きや、大きさの変化は自動で補間されるので、一定に動くターゲットから固定物まで幅広く使うことができます。

マスク合成の常識を覆すラーニング方式。フリーハンドで瞬時にマスク合成が行えるので、納品までに時間がない時や、複雑すぎる動きに対して処理をしたい時に威力を発揮します。またフリーハンドという特性上、クリエイターのクセが出やすいのも特長のひとつです。


【32本のマスクトラック
MRL-1800には最大32本のマスクトラックを用意。それぞれ独立した設定が可能です。マスクトラックはレイヤー構造になっていて、レイヤー間の移動も可能。一番手前のマスクだけが処理されるので、マスクを複数重ね合わせても違和感の無い、美しいマスクが描けます。
MRL-600は4本
【オートセーブ機能】
3秒間操作がないとオートセーブが働き、不測の事態で作業内容が失われないように備えます。セーブはすべてバックグラウンドで処理され、作業を妨げることはありません。
※作業内容の保護を保証するものではありません

【お客様の声によりバージョンアップ】
MRLシリーズはおかげさまで数多くのスタジオに導入され、マスク加工の即戦力として稼動しています。実際に使用してみてのご不満な点や、「こんな機能をつけてほしい」「この機能を使いやすくしてほしい」などの改善案を多くいただき、バージョンアップにて対応さていただいております。
→バージョンアップ履歴はこちらから


《 ソフトウェア機能一覧 》
製品名 MRL-1000 MRL-1800
■ビデオ取り込み  
DV&DVCAMフォーマットのサポート
バッチキャプチャ(DV&アナログ)
手動キャプチャ
■編集機能   
マスクトラック数 32本 32本
ジョイステッィク&ペダルコントロール対応
タブレットコントロール対応(タブレットジェスチャー) -
キーフレーム
自動ラーニング機能
マスクパターン 15種類
※バージョンアップにて1つ追加
15種類
※バージョンアップにて1つ追加
カラーマスク
モザイク設定(サイズ、濃度、回転、変形、ボーダーなど)
テクスチャマスク -
特殊形状モザイク -
フリーハンド(フリーシェイプ) -
編集時の外部ビデオ出力
■ビデオ出力   
DV(AVI/AVI2.0), MPEG1, MPEG2, RealVideo, QuickTime, WindowsMediaビデオ
DVDビデオ作成
外部ビデオ出力


インデックス ハードウェアの特長 ソフトウェアの特長 コントロールデバイス 仕様