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●今度は「アルファ」のグループから
それでは、他のトランジションも使っていこう。
どんなトランジションが収録されているのか、内容をつかむのにはひとつずつ試していくのがベストだが、なにしろ種類が豊富なので、 ホームページのサンプルなども参考にして、だいたいのグループ分けをつかんでおくのがいいだろう。

次の作例に使用したのは「アルファ」カテゴリの中から「Opening Sky」というトランジションだ。
「アルファ」は、さまざまなアルファ画像を介してのトランジション。実に多くの種類があり、見ていて飽きない。ぜひいろいろ試してみてほしい。

Opening Sky
extra-2.wmv 500kbps 1.04MB

「ブレンド」タブの「アルファ・ビットマップ」では、他のアルファ・ビットマップを呼び出すこともできる。VideoFX側でも多少は用意されているし、慣れてきたら白黒のアルファ画像を用意したり、グラフィックソフトを使って自分で作ってみるのも面白いだろう。

アルファ画像は、Let's EDIT 標準のトランジションの「Basic - アルファワイプ」で使われているものも利用できる。
通常は、C:\Program Files\Canopus\Let's EDIT\Effect\Alpha に保存されている。
VideoFX と「Basic - アルファワイプ」では設定できる項目が異なるので、違うイメージを作ることができるはずだ。

「カラーマップ」タブでも、他のカラーマップを呼び出せる。素材集などから好きな素材を準備すれば、思い通りの編集に近づくことだろう。

●バリエーション豊富な「標準」グループ
次は、「標準」グループを見ていこう。
22種類のカテゴリの中に、さらに数多くのトランジションが収録されていて、はじめは目移りしてしまう。

今回は、「ボールバウンド」を作例に使用してみた。
これは、B の映像がボールになってバウンドしながら飛んで来るというユニークなトランジションだ。「Default」を使用することにして、さらに詳細設定を見るためにアイコンをダブルクリックする。

「バウンド数」や「ボールの弾性」、「開始位置」など、かなり細かく設定を変更できるようになっている。いろいろ試してみたが、今回はデフォルト設定のままでOKすることにした。

「VideoFX Transitions」を追加することで、また編集の幅が広がった感じがしたと思う。トランジションと言っても、シーンの切り替わりだけでなく、オープニングタイトルやフォトアルバム風の演出などに使ってみると、また違った演出が楽しめるはずだ。
ボール・バウンド
extra-3.wmv 500kbps 1.30MB

さて、今回で「Let's EDIT オンライン・チュートリアル」も最終回。
Let's EDIT のインストラクションを通じて、みなさまから多くいただいたご質問なども意識して構成してみましたがいかがでしたでしょうか?

「シンプルながら必要な機能はしっかり押さえた」使えるソフト Let's EDIT。その魅力を少しでもお伝えできたなら幸いです。
いくつかの編集ソフトを使い分ける環境で作業している私も、使うほどに「Let's EDIT でできる部分は、すべて Let's EDIT で仕上げてしまう」方式で作業をするようになりました。それがいちばん合理的、スピーディーで、快適に仕上がるんです。

ぜひみなさんも Let's EDIT の魅力を味わってみてください。
また、ちょっとしたときに必要な部分だけでも読み返していただければうれしいです。

長い連載にお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。

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