EDIUSを導入した理由、利点、要望・・・
プロデューサーの工藤氏が、もともとは個人的に自宅での使用目的で、2003年頃「DVStorm 2」と「Let's EDIT」を導入して使っていたことにより、カノープス製の編集機器への興味が強かったことがきっかけの一つだという。
EDIUSの導入について工藤氏はこう語る。
「以前、CD-ROM制作の頃はMacintosh版の「Premiere」を使って苦労してQuickTimeムービーを作っていた時期もありました。DVD制作に参入し本格的に映像を扱うようになってから、再度周辺機器などもあわせて検討した結果、カノープス製の「EDIUS Pro」と「DVStorm」に行き着いたんです。」
「導入後も、アプリケーションの立ち上がりの速さやリアルタイムプレビューの快適さ、HDV素材との相性の良さ、GUIの分かりやすさなど、間違いはなかったと思い、1台、また1台と増やし、4号機まで増えました。サポートの対応の良さと情報収集する時の商品群やホームページの分かりやすさも理由の一つでした。」
また、EDIUSの魅力についてこう付け加えた。
「一つの思いとして、ビデオ編集を特別な専門的なものではなく、WordやExcelを扱うように気軽に扱える工程にしたいとの思いがあります。全ての機能を使いこなせる必要はなく、プレゼン用やプロモーション用の映像なども目的に応じて特定の機能を使えればいいだけですから。」
「ライセンス担当の女性は、映像ライブラリ事業を立ち上げるために、初めて映像ソフトに触れてもらったのですが、すぐに馴染んで今では毎日使っています。そうした操作性の手軽さもEDIUSの魅力です。取引のある制作会社やクリエーターの方にも、思わず薦めてしまうこともあります。」
「EDIUSへの要望といえば、ポスプロへの導入事例をもっと増やしてほしい、という点です。HDVとの親和性は他メーカーのソフトより良いと思うのですが、従来の導入メーカーを踏襲してしまうのか、事例が少ない。
EDIUSのプロジェクトファイルが読めてVELXUSやREXCEEDなどで強化された環境が整えば、一連のスムーズなワークフローが完成し、言うことなしです。カノープス社にもポスプロ側にも、是非頑張ってほしいと思っています。」
日夜EDIUSを使用しているスタッフさんが語るEDIUSの魅力
■制作部ディレクター 田村氏
ショートカットのカスタマイズが簡単に出来るので、他の編集ソフトに慣れてしまっている人でも、比較的スムーズに入ることが出来ると思います。
また、Quick Titlerを使えば、素早くタイトルを作成することが出来るので、オーサリングで指示する字幕のIN・OUT点の確認をするのに、非常に助かりました。
■制作部ディレクター 坂本氏
WindowsベースでTC制御のノンリニア編集が出来、しかも安価で使いやすいインターフェイスという意味で、業務用の現場でも非常にコストパフォーマンスに優れたソフトだと思います。
■制作部ディレクター 平山氏
インターフェイスが他のソフトを使用していた人でも、また編集ソフトを全く使った事がない人でも扱い易いと感じました。また、映像ソフトとは思えない程動作が軽く、安定しているので、オフライン編集に適していると思います。
■ライセンス担当 八代氏
ビデオ編集の知識が全くない状態からEDIUSに触れることに初めは不安を覚えていましたが、実際に触ってみると、自分が想像していた“難しいもの”、“素人には扱えないもの”ではなく、手軽に操作ができることに驚きを感じました。今後さらに勉強して、より快適に使いこなせればと思います。
終章:新作、そしてこれから
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