【図01】

【図02】
lesson 3-1
■アニメーション編集が出来ない?
前回の後半でテキスト処理がうまくいかない問題に遭遇し、今回に回すとことにし、その後色々とリファレンスを読んだりしながら手順を追ってみましたが、どうにも改善される気配がありませんでした。EDIUSでのテキスト処理はTitle Motion for Canopusという別の独立したアプリケーションにより制御するような仕組みになっています。

もしかしたらそれが何かの常駐型ソフトと当たっているのかもしれないという不安が頭の中を過ぎりました。こればっかりは本当に砂漠の真ん中で木片を発見するようなものです。例えばつい最近まである有名ソフトが Norton System Worksのファイアーウォール設定と相性が悪い事を知らずに難儀していました。試行錯誤で随分と遠回りをしてしまいましたが、結果としてユーザーサポートにより無事解決することが出来ました。ソフトメーカーの方は大変だと改めて痛感してしまいました。

どんなに有名でユーザーが多いソフトであっても完璧ということはあり得ません。それがたまたま今回私の環境で発生してしまったのかもしれません。だとしたら嫌だな〜。

そんなわけで何度設定しても悲しいことに【図01】のようにグレーアウトしてしまいます。こんなときは冷静にならないと益々泥沼に陥ってしまいます。

しかし、これでは連載の最終原稿の内容を変更しなくてはなりません。さすがに1晩これで徹夜をしてしまいました。やはりカノープスの方にこっそり伺おうと思いかけた時、何かの偶然としかいいようがない状況でTitle Motion for Canopusが【図02】のように正常に起動してくれました。ここがちゃんと表示されればあとは大丈夫(多分)です。

とりあえず今回のイメージは背景が黒ではどうしようもないので背景の設定を【図03】から【図04】の赤丸で括った部分ように変更(これを発見するのにもちょっと苦労してしまいました)します。やっていることはカラー見本パレットの左端の下にあるデフォルト設定の【色】チェックを【ファイ】に変更しただけです。【色】を設定するとカラーパレットで指定した色ベタに、【ファイ】を指定すると背景にムービーが表示されます。しかしこの【ファイ】って何なんでしょう。リファレンスの牽引には記載されていませんでした。

そんなわけで変更した結果は【図05】のようになります。なお、タイトルはタイムラインウィンドウにて前回作成したパンダのムービーの冒頭部分へ【図06】のように設定しています。【movie_01】はその結果です。もちろんこのままではあまりにもシンプルすぎるので、少しテキスト処理で遊んでみることにしました。

【図03】
何事も最初につまずいてしまうともうどうしようもありません、どんなにいいソフトでも同じです。ですから出来るだけ簡単な処理から進めるようにするとよいでしょう。

【図04】

【図05】

【図06】

【movie_01】
映像関係の作業は3Dソフトで何度もレンダリングを行うのによく似ています。特にテキストなどのノタイトルのエフェクト処理は本当に3Dソフトのレンダリングそのものです。根気の要る作業ですがも全てをアナログ処理していた時代から比べたら、手持ちのパソコンで処理できてしまうので恐ろしい時代になったものです。
【図07】
■エフェクト調整はマウスの方が向いている?
アニメーション設定でベースとなるタイトルをエフェクトさせるために、最初は【図07】のように予め用意されているテンプレートを使って理解を深めようとするのですが、さっぱり要領を得ません。特にここでの時間設定をどうしていいのかがわからずに途方に暮れてしまいました。タイムラインウィンドウにインポートした制止画をドラッグしてのばしてしまうような処理も出来ないのです。いや、正確には出来るときと出来ない時があるのです。ただし出来るときも瞬間的にほんの少しなのです。『なぜ?』

アニメーション設定は思ったよりも難しくよく理解できません。直感的ではないといった感じを受けます。結局試行錯誤で苦労してしまいました。とにかく一番最初にテンプレートの【0 Default】で初期状態になる事を真っ先に覚えましょう。自由度の高い編集画面なので、ついついオーバーな設定になってしまい、気が付いたときに戻せずにパニックにならないための対処法みたいなものです。この手の処理はどんなソフトでも最初はだいたい困惑するものです。分かってしまえば当たり前ですが、ここに行き着くまでに私は随分と苦労してしまいました。まだまだ心技体ともに私は静止画から脱していないようです。

デフォルトで登録されているテンプレートは【0 Default】を除いて50種類あり、それらを元にユーザーが微修正させるという流れとなっています。例えば一番最後の【50 snake】を指定すると画面上では【図08】のようになります。クネクネとタイトルが移動するという意味の命名でしょう。なお【図08】では、タイトルの動きの基準となるいくつかのブロック(キーフレーム)が画面の外にはみ出してしまっていますので、手動で調整します。

なお、この時一気に処理をしない方がよいでしょう。一気に処理をすると【図09】のように逆方向の画面の彼方にブロック(キーフレーム)が消えてしまいます。どうもこの問題は私がタブレットを使っていることに起因しているようです。試しにマウスで処理を行ってみるとこの問題は発生しませんでした。自由度が高いタブレットも、こんな時には逆に弊害となるようです。【図10】は最終的にブロック(キーフレーム)を調整した状態です。このままデータを保存して通常の編集画面に戻りムービに書き出した物が【movie_02】です。

※かつては半年で1つのマウスを使いもにならなくしてしまうほど強く握りしめて作業を行い、マウスを必要以上に酷使していた私ですがタブレットにシフトしてからの10年余りは肩こりも無くなり、もうマウスによるオペーレーションには戻れなくなってしまいました。ですからノートパソコンのトラックパッドも苦手です。そういった意味ではタブレット PCは私にとっては理想環境かもしれません。

【図08】

【図09】

【図10】
もしどうしてもDV編集に馴染めないという方は低価格帯の3Dソフトを簡単に理解してから行うと良いかもしれません。特にタイトルエフェクト処理などの設定はほとんど3Dソフト上でのアニメーション作成設定と同じだからです。逆に静止画でのスキルはあまり関係ないみたいですね。

【movie_02】

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