【図28】
lesson 3-4
■だんだんと混乱してきてしまった
調整している映像を何度も見続けていると何かポイントがずれてくるような錯覚を受けます。これは静止画の時も同様です。制作物は一定の時間(半日以上)間を置いてから見つめ直すことが大切です。もっとも作例は作品といえるようなものか少々疑問ですが、とにかく何度も書き出しや再生を繰り返していて粗いモザイクから細かいモザイクへの移行が気に入らなくなりました。また、無修正画像をほんの少しだけ表示する部分もなんとなく気に入りません。

そこでタイムラインバーを【図28】のように調整し【movie_12】を書き出して見ました。しかし、まだ面白くありません。そこで、思い切って無修正画像に対してビデオファルターのトンネルビジョンを【図29】の設定で指定してみました。【movie_13】は全体にトンネルビジョンを設定したイメージです。トンネルビジョンがどのようなエフェクト処理かお分かりいただけると思います。このトンネルビジョン設定を元々の部分表示データに適応させたイメージが【movie_14】となります。これで素の状態のパンダの画像をみせてしまうよりも、瞬間的ではあっても謎解きのようなイメージ画像となりました。

※静止画処理であっても最後の最後まで悪あがきをするのが私の手法であり悪い癖です。もっともそれが悪い癖なのか、よい癖なのかは自分では分かりません。案外最後まで悩んだ末にマスク処理を間違えていたということも時々あります。ただし、普通に見ただけではそれがミスなのかどうかは分からないと思います。もちろんこれは静止画作品での話です。
movie_12
movie_13
【図29】
movie_14
【図30】
■ようやく完成も音声が未完成
最終的に色々と悩んだ末、答えとしてパンダの画像はトレードマークの顔がアップとなる後半に再設定することにしました。そのために新たに前半をカットした状態で【図30】のようにタイムラインバーに設定しました。【movie_15】はその処理結果です。なおタイムラインバーの一番上のデータはアルファーチャンネル処理を行ったウォーターマーク画像です。次にビデオフィルターの【エンボス】を【図31】の設定で指定してみました。【movie_16】はその処理結果です。

あとは微修正として、【図32】のようにエンボス処理と、モザイク処理のエンディングを甘くし(設定を100 %としない)し、その分トンネルビジョンを後半で盛り上げる流れで完成としました。ということで少々纏まりに欠けますが、ひとまず【movie_17】を完成イメージとしました。少々力みすぎて完成度はイマイチだったかもしれません。ところで心残りはオーディオ操作です。これは前回も振れましたがメチャクチャ苦手な分野です。コンテンツとして用意されているロイアリティーフリーのオーディオデータも映像のイメージに必ずしも合う物ばかりではありません。これが厄介であったりします。さりとて自分で作曲ということもままなりません。頭の中にはオリジナル局がすう局あることはありますが、形にしていません。でも、最近は随分便利な音楽関係のソフトが出回っていますので、なんとかマスターしてみたいと情報を収集しているところです。

やってみたい事はもしかすると凄く簡単に出来てしまうかもしれないという気持ちになりました。私がやりたい映像イメージとは自然の中のテクスチャー、例えば石や土、木などの自然が育んできたテクスチォャーの中からハイテク機器が生まれ落ちるような映像をイメージしています。もちろんもう少し複雑なのですが、でも、これは今回の短い連載の中で学んだ DV編集に対する全体のイメージから、案外気軽にいけるのではないかという気持ちになってきました。もちろん今回の連載内容は DV編集のほんの触りにすぎません。しかし、例えば日常の中で撮り溜めている家族のビデオ画像を編集して DVDに落とすいった場合であれば十分な範囲ではないでしょうか。もしかしたらそういった軽いのりのコンテンツを沢山紹介すべきだったのかもしれません。かつてデジタルカメラが実用的ではなかった頃、小型の一眼レフをいつも持ち歩いては素材になるテクスチャーなどを撮影し、それを実際の仕事に利用していた時期がありました。これからは小型のビデオカメラを持ち歩いて素材収集という状況になってくるような予感がしてきました。
【movie_15】
【図31】
【movie_16】
【図32】
【movie_17】

_____ _____ _____ __1__2__3__4__5_ _____