第2世代インテル® Core™ プロセッサーに内蔵された映像のデコードとエンコード処理を高速化する画期的なハードウェアアクセラレータ「インテル® クイック・シンク・ビデオ」に対応しました。これにより長時間の変換作業が必要であったBlu-ray形式や、AVCHD、H.264、H.264/AVC(mp4)※のファイル出力を短時間で行うことができます。
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Ver.6.03以降で対応
マルチコアCPUに最適化した新設計のレンダリングエンジンを搭載したことで、マルチレイヤーでのH.264圧縮フォーマットのリアルタイム性能が高速化されました。
NXCAMやAVCCAMをはじめとするAVCHDファイルはもちろん、従来まで中間コーデックに変換が必要だった
EOSムービー などの一眼ムービーも、特別なハードウェア無しで快適なリアルタイムネイティブ編集が可能となりました。
また、さらなる高速化を実現するために、コーデックやソフトウェアのアルゴリズムを見直したため、Grass Valley HQX Codecでの10bit編集、マスクやレイアウターなど重い処理を要する高度なエフェクトでも高いパフォーマンスを維持したリアルタイム編集を実現しました。
最小24×24pxから最大4096×2160px(4k/2k)、50p/60pのフレームレートなど自由にプロジェクト設定をカスタマイズできるようになりました。
この機能により、高解像度映像の取り込みやスクエア(正方形)やシネマスコープなど用途に合ったサイズでの書き出しが可能。デジタルサイネージやweb用ムービー作成にも最適です。
表現力の高い機能を搭載し、ハイクオリティな映像制作を実現します。
リアルタイム性能の向上によりレイアウターやマスクなどもスムーズに動作するので、トライアンドエラーを行え、ストレスのない制作が可能です。
ソースとマスターを別々に表示でき、最大16台のカメラに対応したマルチカム編集、PC画面を簡易モニタとして運用できるフルスクリーンプレビュー機能など、様々な機能強化が行われ、ユーザーの要望に応えたプロの現場で望まれる編集環境を構築できます。
また、エクスポートではAVCHDのSDカードへの書き戻しに対応し、安価なメディアでのアーカイブ管理を実現します。
ソースブラウザ―の新設により、複雑なフォルダ構造を持つテープレスカメラ(AVCHD、XDCAM EX、デジタル一眼カメラなど)やDVD、オーディオCDのファイルへのアクセスやインポートがスムーズになりました。また、GUIの視認性や操作性を改善し、快適さやレスポンスを向上させました。大小限らずあらゆる箇所を現場での実作業に即した形に改良し、生産性を高めています。
特にデザインが一新されたトラックヘッダーは、編集に必要な機能が集約され、効率の良いスピーディーな編集作業を実現します。
Grass Valley HQ Codecの高画質と軽快さを継承した10bit対応コーデック「Grass Valley HQX Codec」を標準搭載しています。4kまでの解像度、4:2:2カラースペースに対応し、従来と同じようにリアルタイム編集を行うことができます。
> Grass Valley HQX Whitepaper
入出力関連
- ・SONY 60p/50p AVCファイルの読み込みに対応 ※Ver.6.03以降で対応
- ・ビクター・JVC 60p/50p AVCファイルの読み込みに対応 ※Ver.6.03以降で対応
- ・モバイル端末やタブレット端末のエクスポートを追加 ※Ver.6.03以降で対応
- ・MP3 インポーター改善 (VBR、MP3 surround 対応)
- ・Sony Wave64ファイルのインポート/エクスポート
- ・SONY HDVメモリーレコーディングユニットからの読み込み時の音声処理を改良
編集作業関連
- ・ナッジ(横移動)の動作をショートカットで対応
- ・マウス/キーボードでトリム操作(キーで操作切り替え)
- ・クリップの右ドラッグ&ドロップ機能を追加
- ・デュレーションを含めたエフェクトプリセットの作成
- ・キーフレーム設定ウィンドウのアンドゥ/リドゥ対応
- ・レイアウターの適用順序を変更可能
- ・タイムリマップの改良
オーディオ関連
- ・オーディオチャンネルマップの改善
- ・オーディオのサンプル単位での移動に対応
- ・オーディオミキサーでパンの操作が可能
- ・オーディオミキサーでクリップ毎のレベル/パンを操作
- ・当社ハードウェアデバイスからのボイスオーバーキャプチャに対応 (ビデオの入力が必要です)
表示関連
- ・ステータスバーの機能表示を強化
(編集モード、バックグラウンドジョブなどの状態表示)
- ・ビンでのアイコン表示機能を強化
(サムネイルのみ表示するモードを追加)
- ・ビンでのクリップメタデータ表示機能を追加
設定・セキュリティ関連
- ・システム設定/ユーザー設定の画面を見やすく改良
- ・ユーザー権限の設定に対応(管理者/制限ユーザー)
その他
- ・オートセーブ機能拡張(指定フォルダへバックアップ)
- ・他のプロジェクトからビンのみインポートする機能
- ・タイムライン上のクリップのリンク/グループの一時解除する機能
- ・タイムラインの選択範囲のズーム機能
- ・AAFの互換性の改善
- ・VTRへの書き出しダイアログの改善(デフォルト値の変更、キューアップ機能の追加、デザインの変更など)
- ・サブクリップの作成機能
- ・ビンへのクリップ情報の自動更新(マーカー、IN/OUT点など)
- ・現在位置から先頭/末尾までのクリップを選択する機能の改善(選択トラックに対するコマンドを追加)