テープからデジタル技術への移行期の中、EDIUS Pro 3のワークフローはWaterman Broadcasting社(以下、WB社)におけるスピードと能率改善の成功事例によって、その類まれな価値を証明されている。同社のエンジニアリング&テクノロジー・ディレクターBilling氏は、最近フロリダにあるABCとNBCの地方局に導入されたEDIUS Pro 3についてこう記している。
(注:Waterman Broadcasting社はNBCとABCのフロリダ地方局を経営している会社です。)
Billing氏:「テープからデジタルへの移行は、国中の放送局で今起こっています。WB社のNBCとABCの地方局(WBBHとWZVN)で、私たちはカノープスのEDIUS Pro 3が採用された「BitCentral Precis End-to-End Play-to-Air system」を導入し、スピードと能率改善の重要さを教わりました。私たちは、デジタルの分野へと移り、その先にあるHDへの移行も容易に行えるシステムを求めていたのです。」
「EDIUS Pro 3は、Precisシステムとダイレクトに連携して完全なテープレスのキャプチャ/編集/再生環境を構築することで、相当量のコンテンツを素早く制作するのに役立っています。このシステムのおかげで、ファイルベースでニュースを送出し、当社のニュースチームに素早く、かつシームレスに全国のローカルニュース番組に情報を提供することができました。」
「EDIUS Pro 3は、SD非圧縮、HD、HDV、DV、MPEG1/2をネイティブかつリアルタイムに編集できますので、HDへの移行もEDIUSのまま行えます。フォーマットの違いも、トランスコードの失敗も、気にすることなく、編集する必要があるものは何でもEDIUS Pro 3で扱えるのです。ワークフローに混在編集環境をもたらすという利点に加え、EDIUS Pro 3の作りこまれた特長と親しみやすいインターフェイスで、効率の良い編集ができます。」
KORN 4ではニュースの撮影にPanasonicのAJ-SPX800 (DVCPRO P2)とSONYのHVR-Z1U (HDV)を使用している。EDIUS Pro 3との連携により、これらのカメラは比類なき生産性をもたらしている。EDIUS Pro 3がインストールされているラップトップPCとSONYのカメラを現場で接続し、簡単な編集を行って迅速に局へ情報を送ることが可能になったのだ。EDIUS Pro 3は異なるフォーマットの混在編集、16:9のHD/DVのリアルタイム編集をサポートしている。Panasonic P2 MXFフォーマットにも対応し、P2カードにダイレクトアクセスが可能で、時間を要するテープからのキャプチャも不要だ。素材に即アクセスでき、それらすべてのフォーマットをひとつのタイムラインで編集できるワークフローは作業スピードアップさせることで、KORN 4のプロたちは撮影から編集まで手間をかけずに進められるのだ。
Porte氏に聞いた。
「P2カメラとEDIUS Pro 3の組み合わせは、我々が待ち望んでいた「夢」です。EDIUS Pro 3はP2フォーマットをシームレスに扱い、撮影、編集、放映まで全工程が驚くほど速くできるんです。」
EDIUS Pro 3は、SD非圧縮、HD、HDV、DV、MPEG1/2のリアルタイムかつネイティブの編集を可能にした。KORN 4の編集者は混在編集能力、無制限のビデオ/オーディオ/タイトルトラック、高画質でフル解像度/フルフレームレートのリアルタイムビデオ出力を大いに活用している。
「EDIUS Pro 3は本当によく動くんですよ。EDIUSと高速なネットワークによって、編集タスクはビル内のどのPCからも扱えます。タイムラインにどんな素材を置いても、MPEGでもHDVでもSDでも、問題ありません。フォーマットの違いを気にすることも、フォーマット変換に悩まされることもなくできてしまうんです。」
混在編集がワークフローにもたらすメリットに加え、EDIUS Pro 3の先進の編集機能やインターフェイスによって、効率的、能率的な編集を実現している。
「EDIUS Pro 3は、洗練されたインターフェイスと、すぐに習得できるシームレスなワークフローを備えます。例え編集知識のない人であっても、編集ができる人をすぐに確保できるということなんです。2時間でEDIUS Pro 3を使える人がいるくらいなんですよ。」