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参照AVIファイルについて

この「参照AVIファイルについて」には、技術的な要素が多く含まれます。お読みにならなくとも製品をご利用いただくことに差し支えはございませんが、1 〜 3 までは参照ファイルへのご理解を深めていただく上でお読みになることをおすすめいたします。


1. AVIファイルと参照ファイル

AVI ファイルは 32bit の整数でファイルを管理しています。そのため、最長でも 4GB までのデータしか保存することができません。また、Windows 98SE/Me/2000環境においてファイルシステムを FAT32 でフォーマットしているドライブでは、ひとつのファイルのサイズの上限が 4GB になりこれを超えるサイズのファイルを作成することができません。さらに、多くのアプリケーションでは 2GB を超える AVI ファイルを取り扱うことができません。そのため、AVI ファイルのサイズは実質的に 2GB が上限となっています。

 Windows 上でビデオ編集を行う場合この制約を無視することはできません。DV データをキャプチャした場合そのデータ量は1分間で約230MB(音声データは約11MB)になり、2GB なら約9分間の DV データを保存することができます。しかし、実際に編集するビデオ映像は9分を超えることがほとんどで、このままでは1つのファイルに編集結果を出力したり長時間の映像をキャプチャすることができません。

 そこで、 カノープスでは AVI ファイルのフォーマットに従いながら規格の範囲内で独自の拡張を施すことにより、この制限を取り払う方法を開発しました。これを参照ファイル(参照 AVI)と呼んでいます。

 参照ファイルでは、AVI(xxx.avi)ファイルには音声データの実体とビデオデータの保存先情報のみを保存します。たとえば、参照ファイルとしてキャプチャを行った場合、ビデオデータは「AVIファイルと同じフォルダ」に「ファイル名が同じで拡張子が異なるファイル」として保存されます(例:abc.avi をキャプチャした場合、abc.000 というファイルも作成されます)。ファイルサイズを大きくするビデオデータを別ファイルに保存することで、AVI ファイル自体のサイズを抑えることができました。

※AVI ファイルには AVI1 と AVI2 が存在しますが、ここでは AVI1 を取り扱うという前提で説明しています。なお、AVI2では上記のようなファイルサイズの制限はハードディスクドライブのフォーマットタイプ以外に存在しません(実際には 2TB という上限がありますが、現状では実質的な上限とはなりえません)。

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