情報満載! 特選ページ canopus
 
 
キャプチャの前にやっておきたいこと
ビデオ編集の第一歩は、撮影した映像を「キャプチャ」するところから始まる。キャプチャとは、映像(や音声)をファイルとしてパソコンに取り込むこと。極論してしまえば、キャプチャした素材をビデオ編集ソフトのタイムライン上で順番に並べることで、「ビデオ編集」の作業の大半は終了と言ってもよい。だから、キャプチャはビデオ編集の第一歩であると共に、要の作業なのだ。

HDVカメラをパソコンに接続し、Playerで「Generic HDV-input」を選択すれば(図中1)、Playerのコンソール(図中2)を使ってカメラをコントロール可能。EDIUS 3 for HDV上で映像をプレビューすることができる
ではさっそく要の作業であるキャプチャに取りかかろう…と行きたいところだが、その前にやっておきたいことがある。それは、撮影した映像をじっくり見直すこと。映像をやみくもにキャプチャして編集しても、いい作品はできない。まずは映像をじっくり見直して、キャプチャしたいカットをしっかり見極め、作品全体の流れを頭の中で組み立てるようにしよう。どのカットをどんな順番でつなぐか、より効果的に見せるためにはどんな演出が必要か、あるいは、どんなBGMをつければメリハリがつくか…、などなどをこの段階でイメージしておけば、作品の仕上がりが違ってくること請け合い。

映像を見直す際には、必要なカットのタイムコードをメモしておくことをオススメする。作品全体の尺の長さをおおまかに把握することができるし、キャプチャする際の目安にもなるからだ(HQキャプチャが可能なマシンであれば、「バッチキャプチャ」の際にも役立つ)。と言っても、何分何秒何フレームまできっちり正確にメモる必要があるわけではない。おおよそのタイムコードで構わないのだが、前後に多少の余裕を持たせるようにすればOKだ。

HDV映像を扱うときは、「入力設定」ダイアログの「使用可能なプリセット」で「Canopus HQ 1080/60i」を選択する
この段階で、作品のある程度の全体像が俯瞰できているハズ。それではいよいよキャプチャ作業に入ることにしよう。

 
Copyright © 2005 Canopus Co., Ltd. All Rights Reserved.