【図31】
lesson 2-4
■禁じ手のサブリミナル効果
映像の間にエフェクト処理した映像を入れる、あるいは別の映像をフェードインさせるという事は、例えば適当な静止画を瞬間的に表示するといったことも可能なわけです。いわゆるサブリミナル効果みたいな感じです。ただし、本当に瞬間的に表示されなくてはなりません。そこで少々不謹慎な実験ではありますが、このサブリミナル効果に挑戦してみました。
【問1】
用意した【図31】のイメージを0.1秒だけ表示するように埋め込んだものが絵像が【movie_16】です。何秒目に入っているかを数値で回答せよ
といったクイズを画策していましたが、残念なことに0.1秒というのは意外と長く、クイズにならないので諦めてしまいました。
【回答】
【図32】のように2秒目から0.1秒の間に設定。
実際のサブリミナル効果はもっと短時間表示のようです。しかし、この処理の応用は0.1秒であっても、処理は記号なども入力できるテキスト処理で何か代用出来そうです。
【
movie_16
】
【図32】
■サブリミナル 【subliminal】効果とは
映像や音声などに,通常の視覚・聴覚では捉えられない速度・音量によるメッセージを意図的に隠し,それを繰り返すことで,視聴者の潜在意識へ無意識にメッセージを埋め込むこと。
【movie_17】
【図33】
■データ構造の再検討
【movie_15】を再考してみると始まりのモザイク処理であれば11秒以前の映像を加えても影響はないのではないかと思い、とりあえず元に戻したオリジナルの映像30秒に対し、【図33】のように半分の15秒目あたりでイメージが切り替わるような対処をしてみました。それが【movie_17】です。しかし、これも思っていた結果とは異なり、映像が切り替わっている部分が気になってしまいます。うまくいきません。時間的に30秒ぐらいあれば色々と遊ぶことが出来るのですが。どうせなら問題の11秒目に何かアクションを起こしてしまったほうがいいかもしれません。しかし、アクションシーンを作成しているわけではないので逆効果です。そこであれこれ思案した結果、【図34】のように画面のイメージが切り替わる点を11秒目に設定し直すことにしました。【movie_18】はその処理結果です。これで、画像のつなぎ目は切り替わり部分の流れに隠れてしまい目立たなくなりました。
余談ですが SFXの映画などの編集作業はこういった処理の繰り返しなんでしょうね。頭では理解できていても時差債に自分が稚拙ながら似たような事をしてみると、その恐ろしいほどのエネルギーに驚きを隠しきれません。
【movie_18】
【図34】
canopus
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