ここでとりあえず画像処理を中断し、タイトル的な処理を行ってみることにします。さて、こういさた場合、私はどうしてもIllustratorやPhotoshopを使って作製したデータをインポートするという流れになってしまいます。スプライン処理系の3DソフトのデータもIllustratorで制作してからインポートすることがほとんどです。染みついてしまった癖のようなものかもしれません。しかし、 EDIUSには Inscriber Title Motionという強力なテキスト処理機能が加わっていますので、それを最初から使ってみることにしました。
起動はタイムラインウインドウのT(テキスト)マークのアイコンをクリックするだけです。【図35】は起動したInscriber Title Motion上でテキストを打ち込んだ状態です。位置調整やサイズを変更すれば完成です。また、利用したいテキストも【図36】のように書体のデザインを表示してくれますのでイメージにあった書体を探すのがとても楽です。更にテキストのアニメーション処理等複雑な効果設定もここで設定するようになっています。【movie_19】は無調整でとりあえず冒頭5秒ほどにタイトル文字をいれてみたものです。これで後は色々とテキスト処理を実験してみるだけです。【図37】は設定後のタイムラインウインドウの状態です。
ところが、データを保存後にInscriber Title Motionを再起動すると【図38】のように映像部分と入力したテキスト部分がグレー表示で正しく表示されません。何か間違ってボタンを押してしまったのかもしれません。こんな時はとりあえず焦らずそこまでの作業を中断し、翌日に再開したりすると解決方法が直ぐに見つかったりするものです。ということでテキスト処理については次回までの宿題と言うことにしました。