【図11】
解像度が低いことも影響しているのかもしれませんが、Photoshopなどでのエフェクト処理と異なり、本当に感覚的かつ直感的な処理でもしっかりとした イ メ ー シ ゙が出来上がってしまうのにはちょっとびっくりしてしまいました。
lesson 3-2
■エスカレートしてしまうテキスト処理
【movie_02】はとりあえず画面から消えてしまったブロック(キーフレーム)を調整した仮の状態です。ここでタイトル表示の位置を【図11】のようにパンダが少しだけ見えている部分に重ね合わせることにしました。また画面の動きを更に誇張するためにブロック(キーフレーム)を【図12】のように調整しました。【movie_03】はその処理結果です。
ここで更にエフェクトをエスカレートさせ、【図13】【図14】のように8つある位置(座標)設定ツール(位置、オリエンテーション、スピン、オフセット、拡大、スキュー、ツイスト、スケール)でそれぞれのブロック(キーフレーム)を調整してみます。これは見た目ほど設定は難しくなく、一度操作してしまえば何がどうなっているのかが直ぐに体感できるようになるはずです。そして、もしかしたら EDIUSの中で一番遊べて面白いツールかもしれません。ここでは思い切って派手目なエフェクトに徹してみました。【movie_04】はその処理結果です。
次にテキストへスタイルを設定してみることにしました。 EDIUSのスタイルはPhotoshopやIllustratorのスタイルとまったく同等のイメージ、考え方なのでそれらに慣れ親しんでいる方にとっては何も違和感は沸かないと思います。なお、選択後に好みの書体を再設定する必要があります。もちろんアニメーション設定の後でも自由に設定・変更することが可能で、ユーサー定義したスタイルの登録も可能です。【movie_05】はその処理結果です。なお、ここでのスタイル設定はとりあえず外して次の作業に入りました。
※スタイル設定には本当に様々な設定が登録されています。ただし、あまり派手なスタイルを使うと背景画像イメージと喧嘩してしまい、全体をダメにしてしまう場合が少なくありません。地味な背景であれば派手なタイトルも生きてきますが、派手な背景に無理やり派手なスタイル処理を施したタイトルというのは意図的な処理を除きお勧めできません。もちろん黒バックからスタートするタイトルという場合はまた意味合いが違ってくるでしょう。どちらにしても最初のうちは便利で派手なエフェクトに振り回されないようにシンプルな状況で一通りの処理を体感してから作品にあわせてイメージをつぼって見る方法がいいのではないでしょうか。
【図12】
【movie_03】
【movie_04】
【図13】
【movie_05】
【図14】
【movie_06】
■透明設定の感覚は意外に難しい
【図15】
【movie_07】
ところで、最初のうちはエフェクトを行った各ブロック(キーフレーム)の表示時間の調整がいまいちよく分かりませんでした。画面下部の設定ボックスの左端にあるカウンター【図15】をフレームごとに調整すればいいと思うのですが、要領を得ません。設定しても大きな動きの違いが把握できなかったからです。
そこで【図16】のように『時間』設定の項目を開き、赤丸で括られたタイトルエフェクトの処理バーを【図17】のように拡大します。あとはブロック(キーフレーム)位置を示す菱形のマークを移動させてから、【図18】のように表示バランスを取れば完了です。
実はここでのドラッグ移動調整は【図15】の数値調整と連動していることをこの段階で初めて知る(気がつく)ことが出来ました。分かってしまえば本当になんともない処理も、やはりそこに行き着くまでがちょっと大変です。【movie_06】はその処理結果です。だいぶ滑らかな動きになってきたはずです。
この試行錯誤を数回繰り返し、ある程度の動作を確認したら全体のサイズ調整を、【図19】のようにアニメーション編集画面ではない通常のテキスト編集画面で見直してから【図20】のようにタイトル全体の表示時間をタイムライン上で引き延ばして延長させてしまいます。【movie_07】はその処理結果です。
ここで【50 snake】のエフェクトを完了とするため、文字の透明度とカラーリングを【図21】のように調整しました。これはここでのタイトル処理を意図的に読みにくくするための処理です。【movie_08】はその処理結果です。
※画像の透明設定については、静止画で飽きるほど処理を行っているので直感的に処理結果を把握できていると思っていましたが、やはり動いているものに対する設定値は動かない状態に対しての設定値と同じではダメなようです。実際ここでの透明化処理はいつのも感覚で設定してみたものは、はっきり見えすぎて失敗に終わっています。概ね静止画設定よりも更に20〜30%程度強めの値を設定したほうがイメージに合致したものかせ得られるようです。やはり動いているものと、静止しているものとでは情報の意味合いが違ってくるのでしょう。
【図16】
【図17】
【movie_08】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
canopus
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