調整している映像を何度も見続けていると何かポイントがずれてくるような錯覚を受けます。これは静止画の時も同様です。制作物は一定の時間(半日以上)間を置いてから見つめ直すことが大切です。もっとも作例は作品といえるようなものか少々疑問ですが、とにかく何度も書き出しや再生を繰り返していて粗いモザイクから細かいモザイクへの移行が気に入らなくなりました。また、無修正画像をほんの少しだけ表示する部分もなんとなく気に入りません。
そこでタイムラインバーを【図28】のように調整し【movie_12】を書き出して見ました。しかし、まだ面白くありません。そこで、思い切って無修正画像に対してビデオファルターのトンネルビジョンを【図29】の設定で指定してみました。【movie_13】は全体にトンネルビジョンを設定したイメージです。トンネルビジョンがどのようなエフェクト処理かお分かりいただけると思います。このトンネルビジョン設定を元々の部分表示データに適応させたイメージが【movie_14】となります。これで素の状態のパンダの画像をみせてしまうよりも、瞬間的ではあっても謎解きのようなイメージ画像となりました。
※静止画処理であっても最後の最後まで悪あがきをするのが私の手法であり悪い癖です。もっともそれが悪い癖なのか、よい癖なのかは自分では分かりません。案外最後まで悩んだ末にマスク処理を間違えていたということも時々あります。ただし、普通に見ただけではそれがミスなのかどうかは分からないと思います。もちろんこれは静止画作品での話です。
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【movie_12】
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【movie_13】
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