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書き出しのためのちょっとした準備
映像全体のIN点・OUT点の設定は、Recorderの「IN点の設定」「OUT点の設定」ボタンを使用する(上図)。IN点・OUT点を設定すると、タイムラインのスケール部の表示が変化する(下図)

映像が完成したら、いよいよ書き出しだ。EDIUS 3 for HDVでは、ファイル出力、DVテープへの出力、DVD/CD作成に標準状態で対応している。では、いざ書き出しスタート…の前に、書き出しに失敗しないためにも以下に説明することを確認しておこう。

まず、IN点とOUT点をしっかり確認しておくこと。通常の場合、映像のスタート点がIN点に、終了点がOUT点として認識されるのだが、編集作業の途中で別の場所がIN点・OUT点に設定されていることもままある。気づかずに出力してしまうと、意図しないところから映像が始まったり、あるいは映像が尻切れトンボで終わってしまったり…なんてことが起こったりするのだ。書き出しの形態によっては結構な時間がかかるものもあるので、やり直しにならないようにIN点とOUT点が正しい位置に設定されていることを確認しておくことをオススメする。


次に、チャプターの設定。これは主にDVDに書き出す場合の注意点だが、尺の長い映像の場合は特に、チャプターを設定しておく方がよいだろう。チャプターがあれば再生時に便利なのは言うまでもない。シーンの切れ目やストーリーが展開する場面などにチャプターを設定するなどしてユーザビリティにも気を遣えば、作品のトータルの完成度がアップすることは間違いない。個人的な作品を作る場合においても、ぜひとも心を配りたいポイントだ。

なお、EDIUS 3 for HDVでは、チャプターは50個までに制限されているので、それを越えないように気を付けよう。また、DVD(=MPEG 2形式)に書き出す場合、圧縮の都合上、意図したフレームから最大で15フレームほどチャプターの位置がずれることを覚えておこう。

タイムライン上の任意の位置を選択して、Markerパレットで「マーカー」ボタンをクリックすると、その位置にマーカーが追加される。マーカーを打っておけば、DVDの書き出しの際にチャプターに変換されるだけでなく、編集時にMarkerパレットの表示をクリックすれば任意の位置にジャンプできるなど、なにかと便利
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