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▼不要部分のカットには、[分割]機能が便利だったのだ
今回のミッションの第一段階は、不要な部分をカットして、必要な部分だけにまとめることだ。まずは、元素材であるクリップを編集できる状態にしなくてはならない。
マニュアルによれば、編集したいと思うクリップを、ビンウィンドウから下の段の[Main AV]のところにドラッグしてやれとのこと。で、やってみると、[Main AV]の段に長いバーが表示され、同時に、その上の[Image]の段にクリップの映像の内容がずらりと並んだ。
ビンウィンドウのクリップを[Main AV]にドラッグ&ドロップ
[Main AV]にクリップの内容が展開された
次にやることは、不要部分のカットだ。なお、カットする際には、あとでカットのつなぎ目部分に効果を入れることを考え、必要部分の前後にそれぞれ、1〜2秒ほどの“のりしろ”を付け足しておくとしよう。
基本的に、映像の編集というのは、必要部分の最後に[アウト点]を、続く必要部分の最初に[イン点]を設定してやるものだということは、わかっている。冒頭からしばらくは不要部分なので、まず、[Image]の上にあるフレームの設定を[1 frm]にし、続いて、画面の一番下にあるスライドバーを動かして、不要部分の最初のフレームを探し出し、そこで[イン点]ボタンをクリック。思った通りに、それまでの部分がカットされた。
カットしてしまいたい最初のフレームを探してそこをクリック。続いて、[イン点]ボタンをクリック。これで、そこまでの不要部分はカットされた
次は、必要部分の最後まで送っていき、そこで[アウト点]をクリック。すると、必要部分だけが切り出され、アウト点以降の部分はカットされてしまった。この映像には、まだあとで入れておきたい部分があるので、これではうまくない。
続いて、映像を不要部分の最後まで送って、そこで[アウト点]ボタンをクリック。すると、アウト点以降の部分がすべて、カットされてしまった。これでは、うまくない
そこで、マニュアルを読み直してみると、どうやら、[分割]という機能があって、それが便利に使えるようだ。
それでは、やり直し…と、ツールバーの[元に戻す]ボタンをクリック。ちなみに、あとでわかったことだが、[元に戻す]はどうやら、メモリーが許す限り、無制限に前の状態に戻せるようだ。
さて、もとの状態に戻したところで、今度は、必要部分の最後のところで、[分割]ボタンをクリック。これで、[Main AV]のバーの中に、ポイントが設定された。そして、次の必要部分の最初で、[イン点]ボタンをクリック。…と、見事に、間の不要部分がカットされた。あとは、同じ作業をどんどん繰り返していけば、残しておきたい部分だけになった映像ができあがるというわけだ。なるほど、これは非常に簡単だ。
元に戻して、今度は、[分割]ボタンをクリック。これで、[Main AV]バー内にポイントが作成された
テープによる編集の場合には、基本的に、不要部分を取り除くのではなく、必要な部分を順につなぎ合わせていくという思考回路になる。しかし、デジタルの場合にはそうではなくて、不要な部分をすぱっとカットでき、その結果、必要部分だけが残ってくれるということになる。これは、時間のロスも少ないし、思考的にも非常に気持ちがいい。正直なところ、筆者はこれだけで、とても感心をしてしまった。
ちなみに、いくつかのクリップを[Main AV]のバーの中に入れたあと、それらの順番を入れ替える作業も、ドラッグ&ドロップ操作で直感的に行える。これは、テープ編集では決して味わえない便利さである。
次の必要部分の最初のフレームで、[イン点]ボタンをクリック。見事、必要部分がつながった
コラム:
過去に録りためたアナログ資産を
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